(クリックすると大きくなります)
3羽の鴨が杭の上。
異なる種類の鴨ではなかろうか。不勉強なので名前は知らない。
この季節、つがいで動いているのが多いと思っていたのだが、この3羽だけは別行動の様子だ。
しかも、勝手気ままに、思い思いの仕草をしている。
右の鴨は、ボーッと南を向いている。何を見ているのか?
左の鴨は西のほうを向いている。
真ん中は、陽気がいいので、惰眠をむさぼっている様子だ。
三者三様ならぬ三羽三態だ。
昨夜、後輩二人(T君、S君)と会った。
この連中と会えば、当然のことながら、酒と相成る。
もはや「病み上がり」は通用しなくなってきてしまって、私自身は少し心配。
心配ではあるが、根が意地汚いので、頻繁にグラスに手が伸びてしまう。
彼らも今、難しい問題を抱えている。
S君は根っからの現場好きの責任者。どちらかと言えば口べたで、言葉より自ら動くという謂わば「職人肌」のところがある。
T君は管理系統を得意とする。弁も立つ。
この二人、当然のことだが、同じ到達点を目指しながらも、立脚点も視点も異なっている。
それでいて、意見を言い合い方向を確かめ合って、同じ到達点を目指している。
酒を控えるつもりながらも控えずに、結構長時間にわたって話を聞いていた。
もちろん私も、聞きっぱなしではない。知りもしないくせに議論に紛れ込む。
酒を飲みながらの話なので、まともな議論ではないにしても、「話」の意義を認識できる時間であった。
あの鴨たちも、ある一瞬を捉えたから「三者三様」ならぬ「三羽三態」の写真となったが、意思疎通をはかった後には、なんらかの行動に入ったはずだ。
鴨ですらそうなのだ。
発達した意思伝達手段を持つ人間に、意味のある統一行動ができないはずはない。
話を聞きながら、後輩たちの苦悩と目的意識の確固たるものを、また改めて知ることができた。
意義のある深酔いの一夜であった。
← お読み頂きありがとうございました。
ポチッと応援クリックをお願いします。
励みになります。
クリックしたら画像が大きくなったのでよく見えました。
真ん中の鴨は眠っています。のどかな風景ですね。
飲みすぎなければ、少しのお酒は体に良いと言われています。
お酒を飲みながらの話は弾むのでしょうね。
三者三様にかけて鴨の三羽三態、ピッタリの写真ですね。
コメントありがとうございます。
左の鴨の表情が、すっきりしていないのですが、ポーズをとらせるわけにもいかず、ちょっと残念でした。
呑みたいから話すのか、話したいから呑むのか、よくわかりませんね。
いずれにしても、ホドホドを心がけます。
呑まないことがベストですね。
アイススケートに見えましたか。
真ん中は居眠り中みたいでしたよ。
でも、バランスよく写ってくれました。
私は酒を飲みながら後輩と話をするのが大好きです。
もっとも、後輩が望んでいるかどうかは知りません。
誘ってくるのだからいいのだろうと、勝手に思い込んでいるのです。
どんな話でも、お互いに何かの役には立っていると思っております。
後輩たちとおいしい酒でしたね。
気軽に話し合えることで2人の後輩も心強いでしょうね。
夢と到達点
いいなぁ目的があることはうらやましいです。
私もこんなお酒が飲みたいです~
鴨もこのお話しにぴったりですね~
後輩たちにとっては、迷惑かもしれません。
でも、真剣で楽しい酒になりました。
「酒の席では、仕事の話はするな!」という意見があります。
しかし、話によりけりです。
「愚痴話」、「上司の不満話」、「自慢話」などは避けるべきですが、悩みを打ち明けたり、アドバイスを求めるような話は、時には必要と思います。