空見日和

何がとび出すやら...
空見日和の軽~いお話

ノアザミとノハラアザミの見分け方

2016-09-30 21:39:36 | 空見屋の飛んで575



鏡台にあえかなるきず秋薊 優空





初秋から秋にかけて咲くノハラアザミ↑花の下部の総包(ふくらみ)に粘りがあります。

‥さて↓



こちらの2枚は春から夏に咲くノアザミ…外見上さしたる相違はないのですが、総包には粘り気がないようでありますf(^_^)




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山口新聞俳壇九月

2016-09-29 17:00:09 | 空見屋の飛んで575



林火忌やそれとなく待つ旅の夢 優空
 




☆大野林火といえば次の句を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

 ねむりても旅の花火の胸にひらく

作者はおそらくこの句をベースに自分の旅を思い起こしたり、未来の旅を想像したりしているのでしょう。「それとなく」、に見られる淡い期待感に共感します。

☆以上(杉山久子先生の選評)より抜粋





しんしんと肺碧きまで海のたび/篠原鳳作


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むしかくれてとをふさぐ(蟄虫坏戸)蟲が地中に入り穴をふさぐ/第四十七候

2016-09-27 20:27:44 | 空見屋の飛んで575


幽霊が出るぞ来るぞと早太鼓/青萄

『俳句界』10月号(兼題)太/高橋将夫「槐」主宰選/佳作






ヤマジノホトトギス↑


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「一句一遊」‥奇跡?!の『天』

2016-09-24 20:58:33 | 空見屋の飛んで575


(以下は朧庵「落書き俳句ノート」より、一部をコピぺさせていただきました)m(_ _)m


俳句集団いつき組組長夏井いつきです。今週の兼題は「甘」甘いという字漢字一字ですね。お送りをしております。漢字シリーズの時はとにかく作品のレベルが高いんですけれども、今回またことさらでございました。

篠原そもの一句には、ワタクシ個人的に共感いたします。汀女の忌これは俳人中村汀女の亡くなった忌日です。

◇汀女の忌啜りて甘き中将湯  篠原そも

婦人薬でございます、漢方薬でございます。ワタクシ毎日飲んでおります。中将湯が甘いと思い出したらこれホント完璧な初老の女だと思いますが、汀女の忌という季語がお見事ですね。

そして味わいという意味でターナー島のこの一句もいいですね。

◇禅寺の白粥甘し稲雀  ターナー島

粥が甘いって句は見るんですけれども、「禅寺」「稲雀」ここらへんの季語の重ね方、さすがのベテランでございますよ。

味わいの句、甘いは甘なんで味わいなんですが、味わいに行った句の中で一個だけ面白い発想の句がありました。今日はこの方に天を差し上げたいと思います。日光の優空(はるく)優しい空と書いてはるくのこんな不思議な一句です。

  『天』  長き夜の甘さびしさやマヨネーズ  優空

マヨネーズ好きの人っていらっしゃいますよね。何にでももうマヨネーズ御飯にもぐにゅぐにゅかけちゃうような恐ろしい人たちね。マヨネーズでこの「甘さびしさ」って言葉よく出てくるなぁと思って。「長き夜」の愁思、秋の思いがマヨネーズの味に表現されていく。





キバナコスモスの畠↑



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かみなりすなわちこえをおさむ(雷乃収声)雷が鳴り収まる/第四十六候

2016-09-23 19:15:02 | 空見屋の飛んで575



父の日の父に当りのパチンコ台/青萄

『俳句界』10月号(雑詠) 西池冬扇「ひまわり」主宰選/佳作







秋彼岸は連日台風の雨に祟られ、やっと今日は少しマシになり、墓参して来ました。知り合いのお墓にも線香を。小降りの雨はまだそこかしこに。霊園は遠いので、半日がかりです(-人-)


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☆祝☆第一回姨捨俳句大賞(2016年)/受賞作品・杉山久子句集『泉』より2

2016-09-21 19:02:28 | 空見屋の飛んで575





風花や恋も死も映画の中に

わが杖となる木に雪の記憶あり

雪の夜の手紙束ねる紺リボン

鳥帰る人を視界に容れもして

頓服の包みの赤し涅槃変

地に足のつかぬ自転車燕来る

掌にのこるハーブの匂ひ一葉忌

小鳥来る旅の荷は日にあたたまり

ハチミツとバター溶けあふ神の留守

煤逃の猫をかまうてをるばかり


杉山久子第三句集『泉』より十句抄出




冬の日光連山↑塩谷町・鬼怒川より


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☆祝!第一回姨捨俳句大賞(2016年)/受賞作品・杉山久子句集『泉』より

2016-09-20 18:12:57 | 空見屋の飛んで575


白南風や鳥に生まれて鳥を追ひ

再会の苦さにも似て鮎の腸

日輪や切れてはげしき蜥蜴の尾

枇杷の種吐く一日を生きのびて

水の香の灯を入れしより風の盆

新涼や雨だれに似てふらんす語

唐突に尿意立ちたる葛の花

冬瓜と聞けばぼんやりしてしまふ

人間を映して閉づる兎の眼

生きてゐる冬の泉を聴くために


杉山久子第三句集『泉』より十句抄出





葛の花↑


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つばめさる(玄鳥去)燕が南へ帰る/第四十五候

2016-09-17 19:21:16 | 空見屋の飛んで575






つき放す貨車コスモスのあたりまで/深川 正一郎








まへがきもあとがきもなし曼珠沙華/黛 まどか





日の匂ひ幼(おさな)の匂ひ胡麻絞る/優空



日光連山↑



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せきれいなく(鶺鴒鳴)セキレイが鳴き始める/第四十四候

2016-09-12 00:05:00 | 空見屋の飛んで575



次の風その次の風芒原/島谷征良











芒挿す光年といふ美(は)しき距離/奥坂まや



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ねぎまかはつくね砂ぎも秋渇き/伊奈秀典

2016-09-11 15:13:37 | 空見屋の飛んで575




吹きおこる秋風鶴をあゆましむ/石田破郷


秋風にきのふもけふもなかりけり/久保田万太郎





ホザキシモツケ↑



猿の腰掛け↑ミゾソバ↓





溢蚊(あぶれか)と申し慇懃無礼なり/優空 (一句一遊/兼題・溢蚊/水曜日選)



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銀やんまかさつと肩に林火の忌/伊奈秀典

2016-09-10 19:08:56 | 空見屋の飛んで575



菊畠姑(しゅうと)が折れてゐるらしき/中原道夫









さびしさに気づき啄木鳥また穿つ 優空 (ポスト/並)


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白露(草の露が白く見える頃)/くさのつゆしろし(草露白)第四十三候

2016-09-07 20:55:15 | 空見屋の飛んで575







猫けふで三日かへらず鰯雲 久保田万太郎







柘榴受く点滴の雨外待雨(ほまちあめ) 優空 (桜井教人選/並)







夕顔の花噛む猫や余所ごころ 芥川龍之介




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秋澄むや魚のかたちの醤油入れ/杉山久子

2016-09-06 20:03:58 | 空見屋の飛んで575



イワシショー果てて秋思のごときもの 杉山久子











ががんぼの一匹は原子炉の上 優空 (関悦史選/人)



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山口新聞俳壇八月

2016-09-05 18:31:36 | 空見屋の飛んで575



烏瓜まつすぐ落ちてくる夕日 優空


(選評/杉山久子)秋の日暮れはつるべ落としと言いますが、そんな光景も感じさせながら、カラスウリの存在感が際立ってくる一句。














いつの日か‥涙と血が滴るような俳句を作ることが、私の目標かな?( i_i)\(^_^)



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こくものすなわちみのる(禾乃登)第四十二候/稲が実る

2016-09-02 21:44:03 | 空見屋の飛んで575



うとましき黴と思へど美しき 青萄 『俳句界』9月号・雑詠/原 和子(「鹿火屋」会長)選/佳作











いつの日も自然は無言もう一度ひ弱な葦になれるだろうか 俵 万智(「プーさんの鼻」より)



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