空見日和

何がとび出すやら...
空見日和の軽~いお話

くまあなにこもる(熊蟄穴)/熊が冬眠のために穴に籠る/第六十二侯

2016-12-11 14:52:43 | 百年俳句夢紀行


いよいよ冬になったな、とつよく感じる今日この頃であります。

年越しや正月は今の家で過ごしますが、そのあとがまだはっきり決まっていません。







ブログをやっていて良かったのは、すばらしい人たちと知り合えたこと。特にビビちゃんは、心にあかりの灯る友だちと思っています🎵良いときも悪いときも、変わらぬ態度で見ていてくれる優しい人です。

私は特殊な家庭情況や環境に生育し、心身に多少の障害もあり、他者とのコミニュケイションがきわめて苦手です。ですから、そんななかで友だちになってくれた人は宝物、生涯かけて大事にしたいです。





空見屋の俳句作品選評(予選落ち)

マガジン2016年2月号「百年百花」No.219 杉山久子「サヨナラ」


サヨナラの数だけ風花を浴びる  杉山久子


 なぜか「さようなら」ではなくカタカナで
「サヨナラ」とさり気なく言って、辛い別れ
などなかったよと思わせて、せつなさを隠す
「サヨナラ」。風がはこぶ淡い雪の花びらが
風花。儚いもの脆いものにシンパシーを感じ
ている一句。孤独とは存外したたかであり、
作者はまだ風花を浴びつづけているのだろう
か、熱を病んだ鶴のように。贖罪と浄化、ふ
と現実感は遠のき、「コトバの真実」だけが
浮かび上がってくる。渇きの生、その代償と
も犠牲とも、風花は刹那の死に濡れる。
 往年の映画『キャバレー』の踊り子が、最
愛の恋人と別れるシーンを思い出す。雑踏の
中で片手をひらめかせる「サヨナラ」を。軽
快な足どりで後ろ姿のまま消えてゆくのを。











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大雪(たいせつ)/雪が本格的に降りだす頃/そらさむくふゆとなる(閉塞成冬)天地の気が閉塞し冬になる/第六十一侯

2016-12-07 00:05:00 | 百年俳句夢紀行



2016年度/青萄的俳句代表5句


陽炎の割れていきなりニューヨーク

長き夜の甘さびしさやマヨネーズ

抽斗(ひきだし)に風のうづ巻く草紅葉

翔け伸びて白鳥のくび鷺のあし

晴れわたる百年後にも蘆刈つて









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冬木の枝しだいに細し終に無し/正木浩一

2016-12-04 19:35:37 | 百年俳句夢紀行








南瓜煮てやろ泣く子へ父の拳やろ/磯貝碧蹄館

賀状完配井戸から生きた水を呑む 同

一人だけ死ぬ冬空の観覧車 同

太陽に空洞のあり金盞花 同

列柱・ハープ・主の血の管(くだ)を冬の月 同






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汝(な)が声にまぎれなかりし寒夜(かんや)かな/久保田万太郎

2016-12-03 14:06:52 | 百年俳句夢紀行



百百百百百百百百の飛魚(あご)/宇多喜代子







冬の泉僧去りてより雪匂ふ/優空

冬隣ペットショップをのぞく猫 同

わが書庫は図書館と決めてより涼し 同

図書室にきみ仄待ちし朱夏ありし 同






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たちばなはじめてきばむ(橘始黄)橘の実が色づき始める/第六十候

2016-12-02 19:48:55 | 百年俳句夢紀行


躓くや涼しき尾つぽなきゆゑに/大木あまり

投げ出して体しづかや草紅葉/阪西敦子

うろこ雲ことばを減らしつつ老いる/対馬康子

巣箱にもお隣りのあり不仲なり/中原道夫

駅から五分冬怒濤から五十年/今井聖







うつくしき先進国や紅葉鍋/優空





旅人を降して帰る馬涼し/優空



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きたかぜこのはをはらう(朔風払葉)北風が木の葉を散らす/第五十九候

2016-11-27 00:05:00 | 百年俳句夢紀行



左様ならは鶴なくごとく波郷の忌/優空/兼題・波郷忌(人)

晩三吉(おくさんきち)一キロ超へてぶら下がる/優空/兼題・晩三吉(火)







声たてぬ猫の遊びや枇杷の花/津川絵理子

極月の空見つくして切手買ふ/鈴木八洲彦

丸々の儲(もうけ)一枚初ごほり/中原道夫




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相續に日當りも入れ枇杷の花/中原道夫

2016-11-23 19:52:55 | 百年俳句夢紀行





(枇杷の花)↑


初雪やミシンに襟の吸ひ込まれ/高勢祥子

冴返る木と木の間を人が決め/庄田宏文

亡き人の名刺を冬の木と思ふ/鈴木牛後

黄落や古鏡は日蝕の暗さ/小林貴子

栗鼠走る落葉の光かき分けて/月野ぽぽな





黄落やふと考へる貌(かお)の犬/サエラ(=青萄)


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小雪(しょうせつ)/にじかくれてみえず(虹蔵不見)虹が現れなくなる/第五十八候

2016-11-22 00:05:00 | 百年俳句夢紀行



おとろへし太陽を負ひ秋の蠅/津川絵理子

秋麗ぴたりと止まる羊達/天野きらら

秋の雲魔法の効かぬ杖ばかり/鈴木しげを

身に入むや腕を下ろせぬ招き猫/金子 敦

生きてゐる冬の泉を聴くために/杉山久子







生きるとは林檎食(は)むことがん病棟/優空(=青萄)


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きんせんかさく(金盞香)水仙が咲き始める/第五十七候

2016-11-16 10:18:16 | 百年俳句夢紀行



晴れわたる百年後にも蘆刈つて/優空


「蘆」という植物は、ギリシャ神話にも古事記にも旧約聖書にもでてきます。実用として、古くは蘆舟やパピルス、蘆笛。日本では葦簀、松明、肥料、燃料、食料、生薬原料、漁具など、多種多様に使われているそうです。木管楽器のリードにも使われていると聞きます。
この「蘆」という植物の特性を踏まえた上での「蘆刈」の作業。丁寧に「蘆刈」の現場を再生した作品もあれば、「蘆刈」の光景を広々と表現した作品もありました。
その中で、掲出句は、時空を往復するかのような発想が特徴。これはまさに人類の文化に深い繋がりを持つ「蘆」ならではのものではないかと思います。
上五「晴れわたる」は現在の空の状況であり、上五で切れていると読むのが気持ちいいですね。ただ意味上では「晴れわたる百年後」と読むことも可能ですから、頭上の青空が「百年後」の青空へつながっていくかのような印象を醸し出します。
「百年後にも」という一種散文臭い助詞でつなぎつつも、下五「蘆刈つて」と蘆刈の光景が出現したとたん、読み手の意識は「百年後」の未来を思いつつ、神話の時代から「蘆」を刈り続けてきた人類の歴史へと思いが広がります。
「晴れわたる百年後にも蘆刈つて」は人類の普遍的文化を匂わせつつも、今、「蘆」を「刈る」人々の頭上にある青空の美しさを描きます。壮大なイメージを内包した見事な「蘆刈」の作品です。


☆感涙の「天」選をいただいた↑(夏井いつき先生の句評より)m(_ _)m







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炭酸の喉とほりゆく星月夜/中田尚子

2016-11-14 19:07:52 | 百年俳句夢紀行



石棺は浴槽に似て星月夜/今瀬剛一







さざめくは背中あはせの星月夜/青萄


☆スーパームーンらしいんだけど‥何も見えないねン(汗)


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土手を外(そ)れ枯野の犬となりゆけり/山口誓子

2016-11-13 19:53:57 | 百年俳句夢紀行



一対(いっつい)か一対一か枯野人/鷹羽狩行


ピアノ鳴る耳のなかまで大枯野/鈴木多江子





地震(ない)三日目枯野の色の救援ヘリ/優空/一句一遊「兼題・枯野の色」水曜日


☆いま散歩コースに来ている水鳥は、マガモ・カルガモ・オオバン・オナガガモ・ヒドリガモ、アオサギやダイサギ、チュウサギ。どこから来たのかな~白いカモメが一羽。黒っぽい鳥の中では、なぜか可憐に見えますわ♪
(☆∀☆)今日は一人で渓谷の紅葉を目指し~奇跡的に道順まちがえませんでした(^^;)山奥は寒いのかな?と思いきや、けっこう暑かったですね(・・;)
そこここの紅葉のビュースポットには、多くのカメラマンが群がっており、新しい蕎麦屋もできて賑わっていましたね。お猿もビビったのか、前のようにピュンピュンとは出てきませんでした、ツマラン☺ヽ(^^)


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ちはじめてこおる(地始凍)地面が凍り始める/第五十六候

2016-11-12 19:47:41 | 百年俳句夢紀行



冬の日や獣の貌に檻の影/相子智恵





満月のまつたき鹿毛や水しぶき/優空



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ハローワークの自転車倒すため野分/大牧 広

2016-11-09 20:05:49 | 空見屋の飛んで575







下水湯(シャーシェィタン)まだまよひたる野分雲/優空


そういえば昨日、車で通過中、十月桜が満開になっていました。あんなに咲くのは初めて見た?ような気がいたします!また確認に行かなくては♪


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汚染土も帰るべき土霜の花/高野ムツオ

2016-11-08 15:18:33 | 空見屋の飛んで575








☆花咲かぬ、葉っぱにとって、色葉の秋は‥きっと春なんだよね♪


めざめしはジャンヌ・ダルクか向日葵か/優空(=青萄=空見屋)


さ~てと、もうひとがんばり!干し柿を作ってしまおう!


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立冬/つばきはじめてひらく(山茶始開)山茶花が咲き始める/第五十五候

2016-11-07 19:00:51 | 空見屋の飛んで575



もう一度先生と呼ぶ竜の玉/鈴木多江子









菊月の一子相伝甕覗/優空


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