空見日和

何がとび出すやら...
空見日和の軽~いお話

「俳句新聞いつき組」2016

2017-02-19 14:44:32 | 百年俳句夢紀行



夏井いつき/花びらへ亀浮き上がりくるゆらぎ

都築まとむ/光らねば蛍こんなに軽いのか

大塚迷路/着水の水鳥水を疑わず

矢野リンド/青空のそこだけ静か昼の月

雪うさぎ/あれは風いいえ笙の音雛の夜











草駒返るあんまりな世の中だ/青萄 (一句一遊・水曜日/兼題・駒返る草)

山焼のからから黒き蟲に艶/青萄 (ポスト・人/兼題・山焼)

山焼に焼かるる蟲の呪音ぢゆ/同



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三原瑛心/寺井谷子/永瀬十悟

2017-02-12 21:40:48 | 百年俳句夢紀行



兄面の兄恨めしき唐辛子/三原瑛心

日記買う姉の意地悪書くために/同

かき氷弟らしくない自分/同


震(ゆ)れながらテレビの地震速報待つ/寺井谷子

佇立していし息詰めていし春夜の地震/同

緊急地震速報奔る春の闇/同


しづかだねだれもゐないね蝌蚪の国/永瀬十悟

ふくしまの子として生まれ入園す/同

除染袋すみれまでもう二メートル/同








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俳句で時空を翔ぶ2

2017-02-10 23:08:03 | 百年俳句夢紀行



鉄さびの稗の高さや地上戦/優空(俳句界2月号/兼題・地/高橋将夫選・佳作)

鳴動の地にもあそぶ子赤のまま/優空(同 田島和生選・佳作)

一枚の水に乗りたる下り鮎/優空(同 雜詠/古賀雪江選・佳作 同 山田佳乃選・佳作)







松過ぎてはや偏屈のもどりけり/大牧 広

わが咳の失政に似てたてつづけ/同

恋猫に不整脈などなかりけり/同



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俳句で時空を翔ぶ

2017-02-09 20:06:55 | 百年俳句夢紀行



見渡せば綺羅もさみしき鷹野なり/青萄(俳句ポスト・兼題・鷹狩/人)

どこまでも鷹野どこからか頼朝 同

和魂(にぎたま)の一打に淑気錦織圭/青萄(いつき組新聞・兼題・淑気/佳作)





ヘリ飛んでばつた千匹爆笑す/優空(俳句界2月号・雜詠・夏石番矢選/秀逸)

灯を消して独りの夜やつづれさせ/三泊みなと(俳句界2月号・雜詠・古賀雪江選/秀逸)

※みなとさんは北海道の俳トモさんです☺





へり踏んでばつた千匹爆笑す/優空(同/雜詠・大牧 広選/佳作)

※オスプレイはヘリとは言えず軍用機なのだろうが、ぶざまに巨大化した昆虫(バッタとかイナゴなど)に似ている、という意味で作った句だった。番矢先生ありがとうございます‼
一方尊敬する大牧先生は…秋のへり(はじっこ)を踏めばバッタが喜んで千匹跳ぶよ、と抒情的に言葉を変えて佳作に入れてくださった、と思われる。たいへんありがたいことである。先生はちゃんと目を止めて見ていてくださるのだな、と感動しました。この先、俳句をやって行っても大丈夫なのか…間違いはないと確信し、改めて励まされる思いの選でございました。感謝‼



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にわとりはじめてとやにつく(鶏始乳)鶏が卵を産み始める/第七十二侯

2017-01-31 22:10:56 | 百年俳句夢紀行


秋ふかし締めそびれたる鶏を飼ひ/遠山陽子

綿虫に綿の具合を尋ねたる/石嶌 岳

てつぺんが好きな鴉や冬夕焼/ながさく清江

雪の京五色に浮いてぶぶあられ/黛 まどか

湿布薬じんと効きをり寒椿/中西夕紀

インド象糞(まり)避け歩む春隣/髙勢祥子

蛸焼のくるりと回る春隣/山本絹代

カピバラの顔は浮世絵春うらら/松田かをり








三月の雪や日本に無人の地/白濱一羊





寒月やせんたく物を平手打ち/青萄 (山口新聞俳壇/杉山久子選)





電柱の無くなりし街鳥帰る/竹田吉明







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さわみずこおりつめる(水沢腹堅)沢に氷が厚く張る頃/第七十一侯

2017-01-25 20:51:58 | 百年俳句夢紀行


やうやくに影生む日射し犬ふぐり/米原淑子

四股百回踏んで追儺の鬼となり/中 悦子

声よりも遠くとほくへ豆打てり/山口 勝

恋猫の炎となりてうづくまる/荒井栗山

ぶらんこを降りるやいなや刑事行く/井上徳一郎

ミス静岡富士山の日に帰国せる/島村 正









ホットドリンクス自販機よこにホームレス/青萄 (一句一遊・兼題/ホットドリンクス・火曜日)



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大寒(だいかん)寒さが最も厳しい頃/ふきのはなさく(款冬華)蕗の薹が出始める/第七十侯

2017-01-20 20:20:46 | 百年俳句夢紀行


網外す時伊勢海老の鳴きにけり/川口 修

初夢に見しとは罪なことを言ふ/高橋俊彦

男来て花咲くやうに蜜柑剥く/清原洋子

寒濤の砕けて鷗(かまめ)生(あ)れにけり/秦 順子

紙めくる音のさざ波大試験/松尾正晴

さざ波や薄氷とけてゐる辺り/三枝清司

惚れ惚れとする積丹の若布かな/佐藤幸子

凧揚げやうしろに父が腕を組み/石井雅之

復員の父の揚げたる狂ひ凧/宮田久常

目刺より抜く一本のつよき藁(わら)/大牧 宏









漆黒の熊やほとめく雪が降る/優空(=青萄)俳句ポスト・兼題/熊・人選



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きじはじめてなく(雉始雊)雉が鳴き始める/第六十九候

2017-01-15 20:23:40 | 百年俳句夢紀行


時雨忌や那須にかさねといふ少女/後藤清美

冬に入る床屋はタオル二度振って/平尾徹美

源流はねむらず山の眠りけり/西山常好

雪蛍汝が息をとほりけり/藤井あかり

しんしんと灰になりたる雪夜かな/小藤博之

狼の絶えて神の名残りけり/鈴木まさゑ

向ふ脛打つてはじまる年用意/桑原いろ葉

百僧の一揆の如き煤払ひ/久保東海司

ルイ・アームストロング年詰まりけり/諏訪一郎

十万年後のきれいな空気黄水仙/山下知津子





もったいなくも~✨夏井組長から(御返事)年賀状をいただきました。

「俳句ポスト、一句一遊、細く永く……」と。

組長はなんの役にも立たない私にまで(かくのごとく)気をつかってくださいます。華やかないつき組にあって、場違いに暗い私も組長の吐く(‘д‘ )❔蜘蛛の糸にすがり、できるだけ細く永く俳句を続けて行けたら…とは思います。

ブログアップの写真は今ほとんど撮っていません。過去からひっぱってきたのを出しております、どうぞ悪しからずです(っ´ω`)っ



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しみずあたたかをふくむ(水泉動)凍っていた泉が動き始める/第六十八侯

2017-01-10 22:19:54 | 百年俳句夢紀行



月光を足して紫色の爪/麻里伊

咲ききつてゐる苦しさの馬酔木かな/藤井あかり

避難所に回る爪切夕雲雀/柏原眠雨

仄紅しほうれん草とわが余命/出口善子

鬼の豆ぶつけたき顔他にあり/白濱一羊











この引越騒動が終ると家屋売却騒動が始まる😅それが落ちついたら…思いきって北海道へ一人旅にでも行こうかな?なんちて(≧∀≦)

幼なじみが札幌に居て、今度行く、そのうち行く、いつか行く、って全然行かない私は〰いまや?行く行く詐欺❗…と呼ばれている~ーー😱



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小寒(雪が降り寒さがきびしくなってくる頃&寒の入)/せりすなわちさかう(芹乃栄)芹が生長する頃/第六十七侯

2017-01-05 19:41:23 | 百年俳句夢紀行


こほろぎの声と写真にをさまりぬ 鴇田智哉

上着きてゐても木の葉のあふれだす (以下も同じ)

南から骨のひらいた傘が来る

ひなたなら鹿の形があてはまる

たてものに布のかぶさる蝶のひる

砂こすれあふ音のして蝶が増ゆ

たてものの消えて見学団が来る

ひあたりの枯れて車をあやつる手

うすぐらいバスは鯨を食べにゆく

裏側を人々のゆく枇杷の花









小町ほどに愛されもせず歌がるた 青萄 (一句一遊・kenndai歌留多/水曜日)



(゜゜;)ううむ〰飽きたので?優空をやめてまたhaigou青萄に戻しました~😢⤵⤵昔の名前で出ています😱ンガッ、ニャハハ(;^_^A



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元日/ゆきくだりてむぎのびる(雪下出麦)雪の下に麦の芽が出始める/第六十六侯

2017-01-01 00:05:00 | 百年俳句夢紀行


🎊皆さま明けましておめでとうございます🎁今年も何かと❔よろしくお願いします~酉年🐔

 
くろかみのうねりをひろふかるたかな/恩田侑布子

告げざる愛地にこぼしつつ泉汲む 同

天網は鵲(かささぎ)の巣に丸めあり 同

脚入るるときやはらかし茄子の馬 同

男来て出口を訊けり大枯野 同

吊し柿こんな終りもあるかしら 同

わが視野の外から外へ冬かもめ 同







冬うららモデルハウスに万国旗 優空 (山口俳壇/杉山久子選)


🙍💨おおつごもりにダンナとギクシャク、1万歩も歩いてきました~💦( ´∀`)ハハハ💨



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さわしかつのおつる(麋角解)鹿の角が落ちる/第六十五侯 

2016-12-26 20:43:01 | 百年俳句夢紀行



水槽の魚に今年の水足せり 柏原眠雨

福引に得し石鹸の福の泡 同

町失せて星の増えゆく年の暮 同

羊羹のひと切れが立つ冬景色 藤本美和子

海水と真水の出会ふ淑気かな 同





飯櫃入(おはちいれ)とばす悪妻猛母なり 青萄 (一句一遊・水曜日)

高級な毛布にこむら返りかな 同 (ポスト・人)



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冬至(一年で夜が最も長く、昼が最も短くなる日)/なつかれくさしょうず(乃東生)夏枯草が芽を出し始める/第六十四侯

2016-12-21 00:05:00 | 百年俳句夢紀行



東京は別れるところ水中花/岬 雪夫

死ぬほどに愛していしがかき氷/和田悟朗

雲の峰もう奪ひあふもののなし/大木あまり






しつこく枇杷の花~花はショボいですが、思いのほか?香りがとても良いのです♪見つけたら鼻を近づけてみてね(*^_^*)


薄日して終の住処や枇杷の花/小笠原弘子





物事の終りは見えないが、年賀状は書き終えてポストイン😾🐦😻晩ごはんは、串かつとおでん。コンニャク屋さんで買った蒟蒻がメッポウおいしいというシアワセ😍🎶



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さけのうおむらがる(鱖魚群)鮭が群がって川をのぼる/第六十三候

2016-12-16 19:46:08 | 百年俳句夢紀行



佛滅で良いではないか櫻鯛/中原道夫

鳥曇男の嫉妬あぶらのよう/宇多喜代子

うつしみは涙の器鳥帰る/西村和子

冬薔薇や賞与劣りし一詩人/草間時彦

本買へば表紙が匂ふ雪の暮/大野林火





うっ‥うぐぐ~冬怒涛の日々が今日とりあえず一段落(/_;)
怒涛はこれからも年末年始にかけて順次やってくる予定、つ、つらい、ですが、私なりにがんばりますよ。いえ、風邪とかは大丈夫ですぅ😅
何かと気忙しい12月🌃皆様方もゆめゆめ油断めされるな~(笑)
一句一遊は先ほどメデタク済ませました❗(≡^∇^≡)


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くまあなにこもる(熊蟄穴)/熊が冬眠のために穴に籠る/第六十二侯

2016-12-11 14:52:43 | 百年俳句夢紀行


いよいよ冬になったな、とつよく感じる今日この頃であります。

年越しや正月は今の家で過ごしますが、そのあとがまだはっきり決まっていません。







ブログをやっていて良かったのは、すばらしい人たちと知り合えたこと。特にビビちゃんは、心にあかりの灯る友だちと思っています🎵良いときも悪いときも、変わらぬ態度で見ていてくれる優しい人です。

私は特殊な家庭情況や環境に生育し、心身に多少の障害もあり、他者とのコミニュケイションがきわめて苦手です。ですから、そんななかで友だちになってくれた人は宝物、生涯かけて大事にしたいです。





空見屋の俳句作品選評(予選落ち)

マガジン2016年2月号「百年百花」No.219 杉山久子「サヨナラ」


サヨナラの数だけ風花を浴びる  杉山久子


 なぜか「さようなら」ではなくカタカナで
「サヨナラ」とさり気なく言って、辛い別れ
などなかったよと思わせて、せつなさを隠す
「サヨナラ」。風がはこぶ淡い雪の花びらが
風花。儚いもの脆いものにシンパシーを感じ
ている一句。孤独とは存外したたかであり、
作者はまだ風花を浴びつづけているのだろう
か、熱を病んだ鶴のように。贖罪と浄化、ふ
と現実感は遠のき、「コトバの真実」だけが
浮かび上がってくる。渇きの生、その代償と
も犠牲とも、風花は刹那の死に濡れる。
 往年の映画『キャバレー』の踊り子が、最
愛の恋人と別れるシーンを思い出す。雑踏の
中で片手をひらめかせる「サヨナラ」を。軽
快な足どりで後ろ姿のまま消えてゆくのを。











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