わが輩は猫だ。名前はあるが言わぬ。
ここのところ、わが飼い主はとても不機嫌だ。
中国や韓国の無礼については、いつものことなので、不機嫌にはなっても、なんとか落としどころがあって長引かせない。
しかし、8月なかばに起きた大阪の中学生惨殺事件については、納めどころがなさそうで、怒りは進行中だ。
防犯カメラに映されていた2中学生の姿を見るたびに、「親たちはどうしているのだ!」と怒る。
もちろん、わが飼い主は容疑者に対し、「断じて許せない!」と、昂奮して怒っている。
また、秋葉原の職務質問で、スタンガンや手錠や注射器を所持していたにもかかわらず、解放したことについても納得できない様子だ。
尿検査では問題がなかったとしても、スタンガンや手錠の所持については、どのように考えたのだろうか。
もっとも、マスコミには発表していないウラの取り扱いがあったのかもしれないが。
わが飼い主の怒っている一つに、「保護者」ないしは「家庭」の対応がある。
中学1年生が夜通し彷徨っているのに、親たちはどうしていたのだろうか。
プライバシーの侵害になるせいかどうか、マスコミもあまり報道しない。週刊誌がわずかに触れてゐる程度だ。
日本の社会は、かなり劣化しているのではないか?
福祉に関しては、自助→共助→公助と言っている。未成年の保護や治安の維持についても、それに近い考えがあっていいのではないか。
夜通しフラフラ遊び廻っている未成年に対し、保護者や地域社会が無関心過ぎるのではないか。
わが飼い主は、それが納得いかないらしい。
また、容疑者は再犯なのだから、警察の対応に問題があったようにも思えてならないのだが。
やはりそのあたりは、わが輩のような猫族とは違うらしい。猫族は、アッケラカンだ。
羨ましいような窮屈なような………。
子供が被害者になるのは、断じて大人の責任です。
親が責任を負うのは当然ですが、地域社会がどのようにネットワークを張り巡らすか。
空気が希薄になっていますね。
子供を巻き込んだ事件。
そのたびに胸が痛くなります。
折角生まれてきたのに・・・
大切に育てなければならないというのに・・・