『八手の花は不器用で陰気。
それを体裁良く繕うため、いろいろな細工をしている。
しかしながら、根っからの不器用と陰気とではどうにもならず、遂には自分の骨まで曝す羽目に陥ってしまうのだ』
つまり、私にとって八手の花は、そんな感じ。
ところが、その感じ方は一般的でないようだ。
花言葉を調べてみたら、「分別」、「親しみ」、「健康」など。
多くの人が八手の花に感じるイメージは、極めて健康的で真っ当。
とすると、ふーん、やっぱり私のほうがヘンな奴だったのか。
これじゃァ、嫌われるわな~
骨さらし途方に暮るる花八手 ひよどり 一平
だからかもしれませんね。
でも、天狗の団扇みたいな葉に花はすっきりとした白に近い色。
私も好きな花です。
清潔感がありますものね。
感じ方は人それぞれ、それでいいのでないでしょうか。
日陰でも育つ逞しさと日向を目指して花を
咲かせる健気さがあるようにも思いますが・・
一方では詠まれているような雰囲気も確かに
あるような気がします。