新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

節酒の哀歓

2014年11月07日 16時27分42秒 | 身辺雑記

  
 
    健康上の理由から、節酒をしています。かれこれ数年になるでしょうか。
    当時、医師から厳しい宣告を受けたのです。
    塩分は一日6グラム、酒は1合」
    「守れなかったら、いずれは腎臓透析になります。そんなに遠い未来のことではありませんよ!」
    私としては、悩む余地のないハナシでした。
    塩分の6グラムは、カミさんの守備範囲と思い、重きを置いておりませんでした。
    また、「酒1合」にしても、「1合まで飲めるのならヘイチャラだ」と思っていました。
    一日の塩分を6グラム内で抑えようとすると、かなりオオゴトでした。
    大好きなラーメンが食べられないし、カレーライスも食べられない。
    しかし、「盛りそば」という選択があり、居酒屋では、「冷奴」や「湯豆腐」というテがあります。
    ところが、酒には代替の手段がありません。
    明日や明後日の1合を借りてきて、「今日は3合」という手段は禁じ手なのです。
    でもマア、なんとか今日までやって参りました。
    お陰様で、なんやらのむずかしい数値もさほど悪化せず、無難な日々を送っています。
    それはそれ、とても好ましことなのですが、やはり節酒には副作用がありました。
    酔った人と酔った上でのハナシが出来なくなってしまったのです。
    酔った人の多くは、酔った人と酔っていない人の見分けがつきます。
    酔ったフリをしても、酔った人には見破られてしまいます。
    そんな気配が、なんとも寂しいカギリです。


   
           
               
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする