今日から新年度に入りました。
せっかく満開となった桜ですが、今、関東地方には強風が吹き荒れております。
いずれ散る桜です。
桜は散ることで、次の営みに発展していくのです。
国民生活にも、強風が吹きつけてきております。
国民生活がどのようになるのか、風向きが分かりません。
暖かい南風でないことだけは確かなようです。
国際金融情勢が大混乱を呈しているのに、日銀総裁は空席のままです。
長い間、すったもんだと大騒ぎをしながら、道路特定財源の行方も定まりませんでした。
さしたる議論もせずに、法案が棚上げのまま年度末を迎えてしまいました。
日本は民主主義の國。民意に従って方策を決めて行く国柄です。
衆院と参院の捻れ状態も、民意だったのでしょう。
とすれば、粛々と多数決で決すべきです。
ねじれ国会のために決めきれなければ、次善の策として、協議決定すべきでしょう。
小学生でも分かる話です。
断固たる決意を以て野党に迫れなかった福田首相。
何でも政局にしたがる小沢代表。
それぞれの取り巻きをはじめとする無能な国会議員たち。
既得権益を守るだけに汲々としている官僚機構。
デモることも忘れたノーテンキな国民大衆。
意見や議論はいろいろあっていいのです。
議論をしつくした後、粛々と決すべきです。
さらにそれすらも困難なのであれば、「選良」が知恵を寄せ合って、協議決定すべきなのです。
私たちは、ものを決められない議員たちに、税金を使われたくありません。
今日から、さまざまな物が値上がりします。
石油や小麦などの原材料の値上がりによるものだそうです。
国民一人ひとりには、堪え忍ぶだけが残された道なのですか。
新しい医療制度も施行されます。
「後期高齢者」などの差別的区分のもとに、老人切り捨ての制度としか思えない制度です。
大戦後の廃墟から立て直してくれた人たちを、「財政再建」の名の元に、「姥捨て」を行うごとき制度のようにしか見えません。
怒りを忘れた日本人は、いずれ溶解し果てて、他国の属国になるのでしょうか。
写真撮影の好きな私にとって、ぺんぺん草(薺)は気になる花です。
いつでもどこでも、生えていればレンズを向けています。
なかなか思うようには撮れない花の一つです。
どのような痩せた土地にでも、なんとか棲息できている強い植物です。
「ぺんぺん草も生えない」となれば、もはや「死の土地」に近い。
このようなリーダー達が國の運営に当たっていたのでは、まさに「ぺんぺん草」も生えない國になってしまいそうです。
四月馬鹿犬のあとから従(つ)いて行く 鵯 一平
私なりに、真面目に作った俳句です。
のどかな風景ですが、今の日本丸は、のどかな中にはありませんね。
誰が誰のあとからついて行っているのでしょうか。
無能なリーダーのあとからついて行く国民は、悲惨そのものです。
俳句の歳時記に、「四月馬鹿」があります。
西洋のエイプリルフールから採った春の季語です。
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