新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

四月馬鹿

2008年04月01日 11時01分12秒 | コラム・エッセー

 今日から新年度に入りました。

 せっかく満開となった桜ですが、今、関東地方には強風が吹き荒れております。

 いずれ散る桜です。

 桜は散ることで、次の営みに発展していくのです。

 国民生活にも、強風が吹きつけてきております。

 国民生活がどのようになるのか、風向きが分かりません。

 暖かい南風でないことだけは確かなようです。

 国際金融情勢が大混乱を呈しているのに、日銀総裁は空席のままです。

 長い間、すったもんだと大騒ぎをしながら、道路特定財源の行方も定まりませんでした。

 さしたる議論もせずに、法案が棚上げのまま年度末を迎えてしまいました。

 日本は民主主義の國。民意に従って方策を決めて行く国柄です。

 衆院と参院の捻れ状態も、民意だったのでしょう。

 とすれば、粛々と多数決で決すべきです。

 ねじれ国会のために決めきれなければ、次善の策として、協議決定すべきでしょう。

 小学生でも分かる話です。

 断固たる決意を以て野党に迫れなかった福田首相。

 何でも政局にしたがる小沢代表。

 それぞれの取り巻きをはじめとする無能な国会議員たち。

 既得権益を守るだけに汲々としている官僚機構。

 デモることも忘れたノーテンキな国民大衆。

 意見や議論はいろいろあっていいのです。

 議論をしつくした後、粛々と決すべきです。

 さらにそれすらも困難なのであれば、「選良」が知恵を寄せ合って、協議決定すべきなのです。

 私たちは、ものを決められない議員たちに、税金を使われたくありません。

 今日から、さまざまな物が値上がりします。

 石油や小麦などの原材料の値上がりによるものだそうです。

 国民一人ひとりには、堪え忍ぶだけが残された道なのですか。

 新しい医療制度も施行されます。

「後期高齢者」などの差別的区分のもとに、老人切り捨ての制度としか思えない制度です。

 大戦後の廃墟から立て直してくれた人たちを、「財政再建」の名の元に、「姥捨て」を行うごとき制度のようにしか見えません。

 怒りを忘れた日本人は、いずれ溶解し果てて、他国の属国になるのでしょうか。

Simg_0519ta
ぺんぺん草  2008年3月30日撮影

 写真撮影の好きな私にとって、ぺんぺん草(薺)は気になる花です。

 いつでもどこでも、生えていればレンズを向けています。

 なかなか思うようには撮れない花の一つです。

 どのような痩せた土地にでも、なんとか棲息できている強い植物です。

「ぺんぺん草も生えない」となれば、もはや「死の土地」に近い。 

 このようなリーダー達が國の運営に当たっていたのでは、まさに「ぺんぺん草」も生えない國になってしまいそうです。

   四月馬鹿犬のあとから従(つ)いて行く  鵯 一平

 私なりに、真面目に作った俳句です。

 のどかな風景ですが、今の日本丸は、のどかな中にはありませんね。

 誰が誰のあとからついて行っているのでしょうか。

 無能なリーダーのあとからついて行く国民は、悲惨そのものです。

 俳句の歳時記に、「四月馬鹿」があります。

 西洋のエイプリルフールから採った春の季語です。

 

にほんブログ村 シニア日記ブログへ ← お読み頂きありがとうございました。
            ポチッと応援クリックをお願いします。
            励みになります。
                                                    


             

             

 

 

 

 

 

 

  

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする