農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

連休中に家族で、田植え始めての試み、オタマがとりもついのちの会話

2017-05-10 10:12:28 | 日本不耕起栽培普及会

昨年の11月家族での餅つきを始めて企画し孫たちの子ども同志の交流がその時はモチと一輪車がお互いを取り持ったが今回の田植えでは、耕さず湛水を11年続ける多古T-S水田での出来事であった。日本アカガエルの産卵が2月10日ごろであるがその頃から湛水に気を使い水を切らさないようにして上の水田の方にも肥料のやり方までお願いして生き物に優しい配慮を行っている。結果はオタマジャクシだらけの水田ができあがった。3年生になる孫娘が下の子どもたちを引き連れ500ミリのペットボトルに一匹づつ数えながら採取し280匹とかを作業が終わった時点で、水田に返す時また数える。極めて単純なオタマジャクシとのやり取りである。大きいの小さいの足の生えつつあるもの、種類の違うのもあったかもしれない。2,3人の下の子どもたちを仕切って遊びを作っていく、実に教育的な場面であるし、いわゆる発達段階でのなくてはならない体験となる。本来水田は古代から受け継いで人間の思考回路を耕していく貴重な場面となる。現代では機械による作業があたりまえであるが、より多くの子どもたちに大きな苗の成苗で農薬も使わない環境で体験させることが必要である。オタマジャクシという生き物の集団を見るだけでここは安全なのだという場面を子どもたちは感じとってくれるようだ。写真はT-S水田の上からみたところでとりあえず1家族が終わった時点の3分の1終わったところです。