1昨年の夏、佐倉和田地区の斉藤和さんのグループで長野高山村の園原久仁彦さんを訪れ冬季湛水深水の話を聞き佐倉に帰って深水を秋から始めた。ところが昨年の春いざ田植えを始めるとアメリカザリガニの洗礼を受け大量に増殖したため2回、3回と田植えを繰り返してもザリガニにイネを食べられてしまった。生態系のいたずらでザリガニの繁殖を止められない。長野の寒い環境ではまずザリガニがいないということもある。香取の藤崎さんの所でもザリガニは生息しそこらじゅうに穴を掘っている。でもイネを食害することはない。他の小動物との関係のなかでバランスがとれ極端に増えることはない。これまでの埼玉の上原さんや房州の前田さんの所でも当初ザリガニの被害を受け軽トラ1台分捕獲したという話も伝わった。暖かな地方では6月の産卵だけでなく、9月、10月でも深水にしていると産卵するようだ。10センチ以下の水深で絶やさない程度に維持し11月から10,15センチ、寒に入れば10センチ程度で良さそうである。多古の天井田の池で7,8年前やはりアメリカザリガニが異常に増殖したことがあったが、近くの小学校の子どもたちを招きザリガニ釣りを体験させ楽しんだ。しかしその後はザリガニの繁殖も安定し適度に生息するふうで問題は発生していない。昨年の農業高校のクラブ発表の中にジャンボタニシを捕獲する実験が報告された。今流行の{愛媛AIを餌にして}網で捕獲できるという記事である。私はそこで、愛媛AIを早速増殖させ団子を作り今年の春先アメリカザリガニの捕獲をやってみようと計画している。おそらくジャンボタニシもザリガニも同じ餌で捕獲できるのではないかと予想している。しかし本来的にはそれぞれの水田環境において生物の安定した平衡関係があってしかるべきだと考える。
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