農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

福田宅でのイネ苗づくりでの実験2つ。ボカシ肥料と堀の土を使ってみる

2023-03-26 10:57:09 | 日本不耕起栽培普及会
数年前からいろいろ試して可能性を探っている。ハウスがなければ露地だけで試してみたり、外での積み置きと芝生での平置き、有機で行くなら自分で作ったボカシ肥でできないか、公園の脇の山土を掘り起こして使ってみる。あるいは温室で育苗できないかをためした。これは見事に失敗だった。軟弱な徒長苗ができた。温暖化で、益々ハウス内の温度が上がり徒長苗の可能性が高まっている。わたしの考えではできるだけリスクをへらしたい。愛媛AIの成分を参考に独自にボカシを作っている。麹菌、酵母菌、乳酸菌、納豆菌、それとそれぞれの土着菌を採取してここに米ぬかと合わせ培養、40,50℃でそれぞれを合わせ50℃を超えないように毎日移植ゴテで攪拌する、冬の間の40日前後の挑戦である。今年は大豆の屑とコメの屑を活用した。大豆の屑をどの様に処理するかで温度があがりにくかった。このボカシの活用で多少のカビは発生するが太陽の光で消せる。3年の経験でクリアーできた。今年の新たな問題は福田宅の堀の土を30年たったものを有効利用したいということで試している。土の酸度の問題が残るが扱う土が高くなっているので覆土用の無肥料、熱処理の土に代わって可能性を追求している。