農を語る

自然にやさしい不耕起栽培

佐倉実験田と福田宅露地での苗づくり現状

2020-04-20 09:50:12 | 日本不耕起栽培普及会

3月15日播種した苗は実験田に4月4日に水田出しし昨日で1か月すぎた。実験田の塾用苗は早いもので4枚目の葉が展開し注意深く観察すると1枚目の葉が心持開いてきて分げつが始まったことが観察できる。またマイ田んぼの萩谷さんの苗と異なる点は実験田の覆土用の土に焼成骨粉を1箱当たり15グラム入れてあるがその効果だろうか根の生育が良いような気がする。一方露地での福田宅での苗づくりは1週間遅れの3月22日播種であったが福田宅の庭の芝生の上に平置きでハイマットとホワイトシルバーで覆い予定の4日より1週間遅れの11日ころから早い種類は発芽をはじめ4月17日コシヒカリが最後になったがプール出しを完了させた。露地での積み置きは下の苗箱の温度が上がりにくく昨年の経験で平置きが優れていた。また感覚的な問題だが芝生の上は生きているということで温度的に安定していた。両者とも鳥の被害について配慮が足らず福田さん宅では特に3日ほど空けてしまったので4,5箱被害にあってしまった。やはり人間様が縄張りにしているということを鳥たちに伝えることが必要である。プールでの管理は1.5葉からの管理で発芽がそろうまでは畑状態で維持するのがよい。またプールに出して1週間は破生間隙と言って根に酸素を送り込む組織ができるまで時間がかかるので葉色が黄色である。田植え直前の3.5葉まではもみ種の中にある栄養と培土に含まれる栄養でイネは育つ。しかし3子の魂百までということわざがあるように1,2葉の時にローラーかけをやって鍛えることで丈夫な苗となる。このところ1日おきに雨が降り特に千葉茨城は狙われているが、晴れれば初夏の日差しで助かっている。これがつゆのように曇り雨が連続していると病気とかにも悩むことになる。人間様も新型コロナで動きを封じられているが塩谷信男さんの開発した複式呼吸法で肺や脳に酸素がストックされれば問題はないとおもいます。とにかく1日25回は正心調息法を行うことです。