そんな自分が・・・。ナイス (￣一*￣)b

　３日前の１日（金）に無事、妹ツインズと韓国から戻ってまいりました。



　今回のツアーは格安だったので、２泊３日でしたが、実質的に遊べたのは丸１日でした。



　それでも、日本で計画していた予定はほとんどこなせたので、本当に楽しい旅行になりました。


　

　でも、今日はそのお土産話ではなくてですね・・・




　韓国旅行から戻った日から今日までの３日間、ある意味自分の生き方を試すような大きな事をしたので、今日はその事について話します。




　韓国旅行から戻った日、夕飯を食べ終わりテレビを見ながら一息ついていると、側でネットサーフィンをしていた母がおもむろに振り返り、寂しそうな表情でこう言いました。





　「なぁなぁ、ラスベガスヒルトンのスタートレック、今年の９月１日で終わるんやって・・・。」




　この段階でピンとくる方は、結構なスタートレックファンの方だと思いますが・・・





　実は、私の母は、アメリカのテレビドラマ「スタートレック」の大ファンで、今の内からそのシリーズのＤＶＤを集めて、老後にゆっくり見るんだと楽しみにしています。




　で、ラスベガスにあるヒルトンホテルでは、そのスタートレックのアトラクションが運営されており、数年前に母は友人に連れられて一度だけ体験した事があります。




　日本に帰ってきてからも、その様子を楽しそうに話してくれていたのを覚えています。今でも、その時に撮影した、スタートレックの宇宙船の乗組員との写真パネルは大事に残してあります。




　　その後、新たにアトラクションが追加されたのですが、今年の年末に親友のＦさん親子と共に計画しているラスベガス旅行で、その新しい方のアトラクションを体験できるのを、それはそれはとても楽しみにしていました。




　それなのに、経営不振で後1ヶ月も経たない内に終了するなんて・・・。今年の冬には行けるはずだったのに・・・。




　もうほとんど完全に諦めて、本当に寂しそうな母・・・。





　その姿を見ていたら、私の中の熱いものがフツフツと湧いてきて、次にはこんな言葉を発していました。





　「なぁ、心配なんは、お金の事だけやんな？冷静に考えてみたら、不可能な事って無くない？元気やし、時間もあるし、お金やったら最悪借金したら良いし・・・。でも、スタートレックのアトラクションは、今を逃したらもう２度と無いんやで。今気付いたって事はまだ間に合うんやから、頑張ってやってみようや。やるだけやってあかんかったら、縁が無かったって事やし。」





　そう言うと、私は一切のネガティブ思考を捨て去り、「今をワクワクして生きる。」という人生のモットーに則って、いたって論理的に行動を開始しました。




　母が仕事を休めるのはお盆真っ只中の１３日から１７日の５日間だけ。ネットで検索しても、ラスベガスへの格安ツアー・格安航空券はもうほぼ完売状態。





　ここからが、自分達の「経済的不安」というネガティブ感情と「ワクワクして生きる」というポジティブ感情の２つの狭間での戦いが始まりました。





　というのは、ネットで格安航空券が見つからず徐々に高い金額を提示されていくと、それに伴って、それまでの「ワクワクして今を生きる」というモットーに沿う気持ちが弱くなり、「私たちにはこんな贅沢は・・・。」というネガティブな気持ちが強くなってきます。





　ネガティブな気持ちが見え隠れしながらも、自分自身に・・・





　「今を生きるって決めたんやろ？」





　と何度も言い聞かせながら、どうにかしてでも母をラスベガスに連れていくんだ、という気持ちを保ちました。





　で、その日は一通り格安航空券をネットで探しましたが、関空から１３日発１７日帰国便が無く、次の日に直接旅行会社で聞いてみることにしました。





　次の日、家の近くの旅行会社に行き問い合わせてみると、やはり今の時期ではキャンセル待ちという形になってしまい、行けるかどうかは保障できないとの事でした。




　その日も、家に帰ってからアメリカのサイトから探してみたり、引き続き日本の格安航空券を探しました。関空発着の便は時間が上手く合わない上に、既に満席状態だったので、母の案で、名古屋中部国際空港発着の便を探すことにしました。





　すると、１３日の昼頃に名古屋発、１７日の夜８時に帰国の便がいくつかあるのを見つけました。




　けれど、ここからが大変でした。





　希望時刻の便を検索すると、安い順にチケットの値段が出てくるのですが、それを一つ一つ空席照会してみるのですが、既に満席状態でキャンセル待ちばかり・・・。




　で、やっとこさ、何とかムリをして出せる金額のチケットで空席があっても、途中、申込みのために住所や名前を入力している間に満席になってしまう事が、何度かありました。





　本当に、ネット上での１秒を争う、航空券争奪戦です。





　大げさではなく、値段を見ながら「どうしよっかな～。」なんて、迷ってるヒマなんてないのです。





　手に汗握る攻防戦を何度も続けて、数時間後にやっとこさ、１２日の昼に名古屋の中部国際空港からラスベガスに行き、１７日の夜に戻って来られる便を２席確保する事ができたのです。






　という事で、長ったらしい説明になったんですけど、要するに・・・




　１０日後にラスベガスに飛ぶことになりました。　



　今回の旅行で、５年間貯めた留学資金を少し崩すことになります。



　でも、この旅行に行ったからって、来年の留学が行けなくなることはありません。



　こんな大胆に、情熱的に、自分の本能に従って行動したことは、初めてだと思います。未だに、気を抜くと不安になってきます。　　



　でも、今までのように、机上の空論で終わらせず、ちゃんと実践している自分が微笑ましく、ちょっと誇らしくもあります。




　私にとって、「今を生きることが自分らしく生きること」なんで、これからもこんな感じでやっていきたいと思います。



　
　という事で・・・



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