9月21日、わざわざ父の12時間ロゲイニングの前夜、延々24時間に及ぶ陣痛耐痛レースの末、我が娘・彩が女児を出産。長ければ長いほど、苦しければ苦しいほどゴールの喜びが大きいということを自らのDNAが悟っていたのでしょうか。
世間的にはハリ天に「初孫誕生!」なのですが、本音の本音はちと違います。
東京から遠く離れ(それでも日本だ)、誰も頼る人がいない未知の土地で出産を決めていた次女。実家帰りは我が子の成長を夫・俊くんが見られないので可哀想と。二人で頑張ると。
我々夫婦が27年前に想い願いながら叶わなかった事柄をきっちりと実現しようとしている若い夫婦。
だからこそ、ことさらにエールを送りたい二人なのです。
今回の宮崎行きの目的を順に掲げます。
1)彩に「よく頑張った!!!!偉い偉い」と言い、「いい子いい子!をしにいくこと。
2)24時間(立ち会い出産)、そばで支え続けてくれた夫・俊くんと熱い握手を交わすこと。
3)初孫とは何ぞやを確かめること。
さて、わずか数時間しか一緒にいられなかった別れ際
「ホントによく頑張った。いい子だいい子だ」って頭をなでてあげたら、笑顔の彩が急に泣いて、そして笑った。
ドラマのワンシーンじゃなくて、ごくささやかな日常だからそれでおしまいだったけど
本当は、あと10倍はドンドンと背中も叩きながら「よく頑張った、偉い偉い」と言ってあげ、
あともう10倍は「いい子いい子」をしてあげたかったのだ。
一生懸命母親になった娘を、父として思いっきり讃えてあげたかったのだ。