流し雛天地有情のふところに 所玲子
流し雛の行方をじっと見守る作者であるが、「天地有情のふところに」とスケールの大きな展開である。虚子の説く「天地有情」という観念的な言葉から、「ふところに」と飛躍することによって、壮大なロマンが生まれた。「阿蘇」6月号より抄出。(Midori)
流し雛の行方をじっと見守る作者であるが、「天地有情のふところに」とスケールの大きな展開である。虚子の説く「天地有情」という観念的な言葉から、「ふところに」と飛躍することによって、壮大なロマンが生まれた。「阿蘇」6月号より抄出。(Midori)