梅雨寒や空耳かとも聞く告知 江藤豊子
それは、これまで無縁のものと思っていた病名だったに違いない。
医師の告知を聞いても、すぐには納得できずにいるのだ。
しかし、それが避けることのできない現実のものだと、
理解するまでのわずかな時間の経過・・・
家族には、哀しみの涙さえ許されない。
いつか、希望の光が見えてくるまで。
「阿蘇」11月号、巻頭作品4句より抄出。(Midori)
それは、これまで無縁のものと思っていた病名だったに違いない。
医師の告知を聞いても、すぐには納得できずにいるのだ。
しかし、それが避けることのできない現実のものだと、
理解するまでのわずかな時間の経過・・・
家族には、哀しみの涙さえ許されない。
いつか、希望の光が見えてくるまで。
「阿蘇」11月号、巻頭作品4句より抄出。(Midori)