古雛の白きがんばせ太柱 木下あきら
古雛の佇まいの中で、「白きがんばせ」に焦点が絞られたことによって見えて来るものは、面長な顔に切れ長な目、能面に似た静かな表情である。愛らしいイメージの雛とは違って歴史を感じさせる古雛の風格が辺りを圧しているようだ。下五に置かれたのは、「太柱」。どっしりと時を支えてきた太柱が、存在感のある措辞となって一句をしっかりと支えている。「滝」5月号〈瀑声集〉より抄出。(Midori)
古雛の佇まいの中で、「白きがんばせ」に焦点が絞られたことによって見えて来るものは、面長な顔に切れ長な目、能面に似た静かな表情である。愛らしいイメージの雛とは違って歴史を感じさせる古雛の風格が辺りを圧しているようだ。下五に置かれたのは、「太柱」。どっしりと時を支えてきた太柱が、存在感のある措辞となって一句をしっかりと支えている。「滝」5月号〈瀑声集〉より抄出。(Midori)
読んで自分なりの旅、お屋敷の佇まい、訪ねた仲間を思い起こさせる一句です。
北国ではどんな太柱、季節も旧暦でしょうか?
今度、伊藤伝衛門宅を見学したいと思っています。
古雛といえば、享保雛、
数年前、筑後の商家の雛巡りしたのを思い出しますが、
どんな句を詠んだのか覚えていないところを見ると、
左程の句はできなかったのでしょう