滑莧食みて戦勝疑はず 松村葉子
先日、再放送されていた木村拓哉主演の「PRICELESS〜」は、人情味溢れる痛快コメディだったが、二人の少年が、滑莧を摘んで来てその日の惣菜にするシーンが忘れられない。それまで滑莧が食べられる植物だということを知らなかったからだが、これはドラマであり、フィクションである。しかし実際に、滑莧が戦時中の食糧難を凌ぐ食料であったとは・・・。情報も管制下にあれば、銃後のものはただ戦勝を信じることが生きる力となったものだろうか。「阿蘇」10月号より抄出。(Midori)
先日、再放送されていた木村拓哉主演の「PRICELESS〜」は、人情味溢れる痛快コメディだったが、二人の少年が、滑莧を摘んで来てその日の惣菜にするシーンが忘れられない。それまで滑莧が食べられる植物だということを知らなかったからだが、これはドラマであり、フィクションである。しかし実際に、滑莧が戦時中の食糧難を凌ぐ食料であったとは・・・。情報も管制下にあれば、銃後のものはただ戦勝を信じることが生きる力となったものだろうか。「阿蘇」10月号より抄出。(Midori)