部屋ひとつ余す暮しや夏の月 齋藤朝比古
「部屋ひとつ余す暮し」は、「部屋ひとつ余る暮し」とは大きく違う。
部屋が余っているという訳ではなく、きちんと整えられた生活空間が、
いつも保たれていて、一部屋使わずにある、ということだ。
「夏の月」を見上げている作者に、静かな時間が流れているのを感じた。
「俳句」10月号、作品10句より抄出。(Midori)
「部屋ひとつ余す暮し」は、「部屋ひとつ余る暮し」とは大きく違う。
部屋が余っているという訳ではなく、きちんと整えられた生活空間が、
いつも保たれていて、一部屋使わずにある、ということだ。
「夏の月」を見上げている作者に、静かな時間が流れているのを感じた。
「俳句」10月号、作品10句より抄出。(Midori)