桜湯にひらく言の葉ありにけり
あをあをと月光に散る残花かな
囀りや天を支ふる心柱
余震なほ月下に軋む半仙戯 みどり
*「阿蘇」7月号、岩岡中正主宰選![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/square_g.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/square_p.gif)
【選評】写生句だが、いかにも美しく幻想的でさえある。「桜湯」という具体から「言の葉」という抽象へ展開する手法に注目。言の葉はかく美しく桜湯のように花開く。美しい瞬間を詩語へと結晶させた一句。
今月号は、「熊本地震特集」と題された特集号となっています。4月16日の本地震から月末までの投句期間・・・。会員にとっても大変な時期を迎えていたと思われます。「熊本地震」の前と後では俳句もがらりと変わってしまいました。(Midori)
あをあをと月光に散る残花かな
囀りや天を支ふる心柱
余震なほ月下に軋む半仙戯 みどり
*「阿蘇」7月号、岩岡中正主宰選
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【選評】写生句だが、いかにも美しく幻想的でさえある。「桜湯」という具体から「言の葉」という抽象へ展開する手法に注目。言の葉はかく美しく桜湯のように花開く。美しい瞬間を詩語へと結晶させた一句。
今月号は、「熊本地震特集」と題された特集号となっています。4月16日の本地震から月末までの投句期間・・・。会員にとっても大変な時期を迎えていたと思われます。「熊本地震」の前と後では俳句もがらりと変わってしまいました。(Midori)