推敲に閃く一語雲の峰 松木一恵
「阿蘇」10月号<雑詠>
『推敲』は、唐の詩人賈島が、「僧は推す月下の門」の「推す」を、「敲(たたく)」に
しようかと迷い、韓愈の助言で「敲」に決めたという故事に基づくが、
助言がなければ、自らの推敲に頼るしかない。
推敲に行きづまり、時間を置けば、ふと閃く一語に「これだ」という確かな感覚。
一句の達成感に、雲の峰も、眩しいほど輝いて見える・・・
一恵さんは、身近な素材をありのまま捉えながらも、詩に昇華できる俳人だ。
今月、「阿蘇」巻頭句。(Midori)
「阿蘇」10月号<雑詠>
『推敲』は、唐の詩人賈島が、「僧は推す月下の門」の「推す」を、「敲(たたく)」に
しようかと迷い、韓愈の助言で「敲」に決めたという故事に基づくが、
助言がなければ、自らの推敲に頼るしかない。
推敲に行きづまり、時間を置けば、ふと閃く一語に「これだ」という確かな感覚。
一句の達成感に、雲の峰も、眩しいほど輝いて見える・・・
一恵さんは、身近な素材をありのまま捉えながらも、詩に昇華できる俳人だ。
今月、「阿蘇」巻頭句。(Midori)