曼珠沙華 2021-09-26 | Weblog 今年もまた、約束のように曼珠沙華が咲いています。一面に広がる稲穂は色づきはじめ、まもなく収穫の時を迎えます。人間よりも猪の数のほうが多い(?)という地域もあって、稲田の周囲には電流柵が張りめぐらされています。貴重な作物を守るためには仕方ありません。(Midori) 鉄柵に微弱電流曼珠沙華 *中正選(通信句会)
「阿蘇」9月号 2021-09-02 | Weblog でで虫や雨脚太き肥後の国 豆飯の豆ふつくらとエメラルド 遠嶺々に星の生まるる植田村 竹皮を脱ぎたる夜の月あをし *「阿蘇」9月号、岩岡中正選 【選評】 「でで虫」の小さないのちと、「肥後の国」らしい力強い「雨脚」。でで虫ひとつでひとつの物語を描き切ったのである。(中正) わが家のすぐ近くの上床山を登る日々もすでに2年目である。山裾に広がっていた植田もいまでは穂を垂れるほどの青田である。竹林もやがて竹の春をむかえる。自粛の日々に出会えた小さな命にいつも励まされる。(Midori)