かげろふになる迄佇てる別れかな 安田眞葉子
もう二度と会うことはないと決めているのか、その別れはまるで映画のワンシーンのようだ。佇んでいるのは、作者だと思われるが、次第にフェードアウトしてゆく映像は、別れを鮮明に印象付けている。一句に流れる時間がとてもドラマティック。「阿蘇」7月号より抄出。(Midori)
もう二度と会うことはないと決めているのか、その別れはまるで映画のワンシーンのようだ。佇んでいるのは、作者だと思われるが、次第にフェードアウトしてゆく映像は、別れを鮮明に印象付けている。一句に流れる時間がとてもドラマティック。「阿蘇」7月号より抄出。(Midori)