沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

赤月燃える60日

2023年06月06日 | 離島物語

 6月に入りました。台風2号が通りすぎて数日が立った沖縄です。ある夜、不気味に赤く光る満月が浮かんでいました。きれいというより何だか不吉な感じを受けました。もちろん画像に加工などしておらずリアルにこんな色でした(翌日の新聞を見ると白でした。場所によって変わるのでしょうね)。ネット情報によると、PM2.5などで空気が汚れていると、月から赤い光以外届かなくなり赤が際立つことがあるそうです。人類のわがままに対する神の怒りの色なのでしょうか。

 さて、ブログを更新している今日は、5回目の挑戦となる診断士1次試験まで残り60日を切ったタイミングでもあります。60日とはつまり残り2カ月を切っているということです。最後の1カ月はもう流すことしかできないので、この6月がインプットできる最後の月と考えています。ちょうど月末には大手予備校の模試(自宅受験)を受けるので、それを本番と位置づけ取り組んでいこうと思います。

 

 そんな節目のタイミングで、サラリーマン8郎に2つ動きがありました。まずはちょっとした人事です。転勤というほど大げさなものではなく勤務先の変更ですね。業務内容はほぼ変わりませんので。まさに数合わせの玉突き人事です。もはやこの会社、どこにいてもやるべきことは変わらないという覚悟はありますので、試験への影響を最小限にするよう努めるだけです。ただ、社宅や駐車場を探すなど、いろいろ手間が生じています。勉強に影響が出ることだけが不安材料です。

 もう1点は、またしても座間味島に行ってきたということです(何回行くばー)。業務の総仕上げとなる3度目の訪問でした。業務外に写した写真とともに島でのつれづれを報告いたしますね。

 

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 では、座間味報告です。台風2号の接近で何回か延期した上で、結局週末土日になりました(泣)。しかし、台風のおかげで観光客はほとんどおらず、フェリーも島も人影は少なかったです(ほっ)。

 行きのフェリーでは、乗船時間すらもったいないと大手予備校の練習問題を繰り返しました。外の景色をあまり見なかったことで船酔いもほとんどしませんでした。テキストは今2回転半です。もっと回転率を高めなければ。

 泊港を出た時点ではちょっと荒れていましたが、中盤以降はほとんど凪でした。8郎がお会いした島の方々は「朝一の高速船もだせばよかったのに」と不満が多かったです。

 フェリーの最前列に座った8郎の目に、浮力ベストのロッカーの模様が飛び込んできました。座間味BLUEのビーチグラスをイメージしたのでしょうね。心癒されました。ホントに青って大好きな色です。

 波が穏やかになってきたところで、2階デッキに上がってみました。温かい日差しと涼しい海風が心地よく、気分爽快です。

 世界に誇る座間味BLUE。美しすぎます。サングラスがないときついくらい輝いています。ところで、下写真に写る白人イケメン2人は8郎より背が5㌢ほど高く、顔は8郎の半分くらいしかありませんでした。ホワイ! アングロサクソンピーポー!(8郎訳:なぜ、君たちは顔が小さくて手足が長い?神は不公平だ)。

 座間味BLUEを今年3回も拝めるとは、うれしいやら、悲しいやら。でもやっぱり美しい。飛び込みたい!

 途中、阿嘉島に寄港します。積み下ろし、脱着作業が終わるまで15分くらいの停泊中に、今から7年前に家族3人で訪れたときのことを思い出してしまいました(何回思い出すばー! いや、何回でも思い出すでしょう。まだあどけなかった愛息10郎のことを)。

 座間味島に到着。過去2回同様、快晴でした。やっぱりプライベートで来るべき島です。

 早速業務です。4時間ほど汗を流したあと、港の目の前にある環境省の施設「青のゆくる館」のカフェで休憩がてら商談。

 その日の業務を終え、夕方にホテルにチェックイン。今回利用したのは、島で一番高級とされる「オ●アナポート●レッジ」さん。営業上のお付き合いがあったのでここにしました。8郎はかなりの自腹を払って上積みしました。痛い出費でしたが仕方ないっす。ところで驚くことに、台風の影響で本土からの観光客のキャンセルが相次ぎ、この日の客は8郎1人だとか! 史上最大の貸し切りではないですか! 1万数千円した宿泊料も高くなかったのかもしれません(いや、やっぱ高い)。

 手前のベッドに飛び込もうと思ったその瞬間、置き紙に気づきました。

 テラスから見える座間味集落の光景は午後6時を回っているのにまだ明るかったです。梅雨明けはまだ先ですが、夏至が近いというのを感じました。

 無償貸与の部屋着を着用。鏡を見ると映画「少林寺」の高僧がいました。

 やっと、ぼっちのおつかれ一杯です(ホテル価格1缶400円)。でも一人で飲むとやっぱりおいしくないですね~。

 ということで夜ごはんがてら居酒屋に向かいます。この夜は満月でした。業務関係で会いたかった人がいたのですが残念ながらこの日は島外ということでした。なのでぼっち飲みです。ところで、居酒屋に入ってから気づいたのですが、Tシャツに3匹毛虫が付いていたのにはビックリしました。梅雨時期、虫も活発化する時期なんですね。

 今回の居酒屋は、前々回来た時に満席で入れなかった人気店「三楽(さんた)さん。大阪出身の大将と東北出身のおかみさん、北海道出身の厨房男子で営んでいるようです。台風効果か、客は8郎のほかに3人しかいませんでした。カウンターに着席。

 離島で食べる刺身はうまい! 写真左上は島ラッキョウ。千切りにしていたのは初めてです。正直、千切りでないほうがよかったですね(笑)。つまみとしては長持ちしましたが。

 「三角定規油揚げ」という東北地方(宮城県?)のソウルフードのようです。おいしゅうございました。

 最後はモズク天ぷらです。これは正直イマイチでした。油が多かったですね。もっとカリっとしていれば絶品だったはずです。ピンクの塩(ヒマラヤ岩塩?)はパンチがきいていました。

 カウンターにはもうひとりボッチ観光客の男性がおり、ちょっと話したのですが、島に来た理由について「満天の星空を見たかったから」と言っていました。夜から展望台に行くのか聞いたところ、「いえ、すごそこで見れますので」との返答。離島まで来てもったいないのか、離島だからこそのぜいたくなのか、8郎には分かりません。おかみさんによると、近年は星空目当ての観光客も徐々に増えているそうです。

 明日も仕事なのでアルコールは控えめに、午後9時には店を出ました。「三楽」さん、おすすめです。座間味観光時にはぜひご利用ください。集落の中にあるのですが、夜道ではたどり着きにくいのでグーグルマップに頼ってください。

 ぼっちおじさんは「貸し切り」ホテルに戻ります。貸し切りだけに、怖いくらいひと気がありません。

 無人のカウンターで、禁断の夜食カップラーメンを購入してしまいました(ホテル価格350円)。午後9時を過ぎたら胃袋に何も入れないと決めた「50歳の誓い」を悪びれもせずにソッコー破る50歳1カ月です。

 うまいんだわ、これが。はい、寝る前に満腹決定です。内臓脂肪をたんまり貯金しました。

 自宅の妻子とLINEでテレビ電話したあとに、就寝。日中に体力を使っていたので爆睡でしたね。Zzz。。。

 

 朝食です(1500円)。和食を予約していたはずなのに思い切り洋食が出てきました(笑)。8郎の勘違いか、ネパール系のボーイさんに伝わってなかったようです。ま、いいけど。スクランブルエッグもソーセージも好きなので。

 ネパール系ボーイさんは、お客様に向かって自分のことを「オレ」というナイスガイでした(笑)。8郎がコーヒーメーカーの操作に戸惑っていると「オレがやります」と代わってくれました。愛嬌あるボーイさんです。

 朝食会場ももちろん貸し切りです。BGMしか聞こえず、めっちゃ、さみしかったです。

 ネパール系ボーイさんは気を利かせたのか、一号だけ炊いた炊飯器と温泉卵、海苔を持ってきてくれました。「オレのおごりです」と言ったとか言わなかったとか。どちらにしろ、はい、朝から満腹決定です。

 重たい腹を抱えて仕事に出ます。ひと汗流したあと、2日目の商談、というかクロージングです。なんとか無事に終えることができました。目前の美しい座間味BLUEに仕事であることを忘れそうになりました。こら。

 一連の業務を終えることができたので、あとは本島に帰るだけです。

 最後の昼飯は、前回同様「和山海雲(わやまもずく)さんにしました。チェックアウトしたホテルから一番近かったからです。フロントさんに「島の店はほとんど14時に閉まりますよ」と教えられたので焦りましたが、ぎりぎり間に合いました。前回と同じ冷やしそばを頼んだのですが、思わず三枚肉をトッピングする食いしん坊50歳(+200円)。おいしゅうございました。はい、船に乗る前に満腹決定です。

 以上、痩せる気のない50歳1カ月の座間味島つれづれ記でした。お付き合いいただきありがとうございました。

 補足ですが、今回宿泊した「オ●アナポート●レッジ」さん。古いホテルをリノベーションしているそうなので、高級リゾートを意識していくとがっかりする部分が多いかもしれません。でもスタッフさんはサービス精神にあふれており、ゆっくりできるのでいいホテルだと思います。チェックアウト後にもシャワー、タオルを無償で貸してくれました。「オレ」くらい全然気になりません。〝貸し切り〟だった8郎だからこそ言えるのかもしれませんが。。。機会あればご利用してみてはいかがでしょうか。

 

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 さて、何度も書きますが試験まで残り2カ月を切りました。仕事やプライベートでどんなもめごとが起きようとも、もう言い訳は許されません。何があろうともこれからの60日間は勉強を最優先に時間を費やし、合格を勝ち取らなければなりません。絶景テラスから見た赤い月はけっして凶兆ではなく、油断しかけたおっさんを警告しに現れた試験の神様の使いだと考えます。赤い月に負けないよう燃えるような執念で試験に立ち向かいたいと思います。

 五十の挑戦に温かい応援よろしくお願いいたします!

【後記】8月の試験後までブログを更新しないつもりですが、今月末に8郎50年の人生で初の経験をするので、状況によってはその経過だけ報告するかもしれません。初体験というのは以前から書いているのですが、アレルギー性鼻炎の手術のため1週間ほど入院する、ということです。長年悩まされる鼻水、鼻づまり、鈍痛が解消されることを期待して。劇的な効果があったら更新する可能性があります(笑)。