4月に入りました。うりずんの季節が近づいています。昨夜寝るとき、窓を開けたままだったのに気付かなかったくらいだから、もううりずんかな。通勤路沿いには、この時期に咲く、薄紫のメイフラワーが満開です。
先日わが愛息10郎が、保育園を卒園しました。引越しに伴い幼稚園に転入するためです。8郎は卒園式に行けなかったのですが、参加した妻が写メールを送ってくれました。背筋をピンとのばし、卒園証を受け取る5歳のわが子の姿に感動しました。どんどん、お兄ちゃんになっていくね。あと3週間で6歳です。君の成長する姿は、とーとーかーかーの日頃の苦労なんか吹っ飛ばしてくれます。
そんな愛息10郎、水泳教室でも2級に進級。久々に見に行った父の前で無事に試験に合格しました。 途中で水中眼鏡が外れるというアクシデントにもたじろがず、見事、成果を出しました。
10郎が物心ついたとき(3歳くらいかな)から続けている「とーとーの物語」。夜寝るとき、絵本の読み聞かせでは物足りなくなった10郎に、8郎が聞かせている創作物語(10郎が主人公でハッピーエンド間違いなしの冒険活劇)です。でも最近では10郎の要求がハイグレードになってきたのもありますが、正直ネタ切れにも克服できず、いいオチがつけられません(笑)。あまりの睡魔にろれつが回らなくなってくると、10郎の方から「お父さん、もういいよ」と切られたりします。楽しく想像することは、精神的にとてもいい教育だと思うし、何といっても今しかできない父と息子のコミュニケーションなので、続けてきたのですが、そろそろ終わる時期かなと思っています。8郎のつくったストーリーに笑って悶えたり、勇者のように興奮したり、ときには「なんでそんなことになるの」と怒ったりと、布団の中で全身を使って喜怒哀楽を見せる息子がかわいくて仕方がないのですが、6歳を前に何らかの判断が必要かなぁ。悩める親バカ、5歳の春です。
卒園式の日。一番の親友、A君とアパートの下で偶然遭遇。1時間くらい汗びっしょりになるまで遊んだね。最高の友達との別れは寂しいが、人生は出会いと別れ。出会えたことに感謝しないとね。A君、ありがとう!
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職場のつながりで、もうひとつの春にも立会いました。仕事でとてもお世話になったTさん(60)の退職激例会です。
8郎の毎日通うお得意さんだったTさんには、逆にいろんなことを教えていただきました。仕事のことから人生観、そして、8郎が一番感謝しているのが何と言ってもウチナンチュとしての生き方です。言葉で表すのは難しいのですが、この島で生まれこの島で42年生きる中で、「結局ウチナンチュってその程度だったのか」という自虐にも似たあきらめを感じていたころにお会いし、「こういう人がいて、こういう思想を持って生きていたんだ」という存在でした。けっして聖人君子ではありません。はたからみると単なる酒好きで世話焼きのおっさんです。頭も8郎同様ツルピカです。でも、分かる人には分かる、ウチナンチュとしての「思想」と「誇り」を持って生きている方でした。8郎がいつ足を運んでも温かく事務所に受け入れてくれ、下ネタから天下国家論まで、聞かせてくれました。絶賛して勧めてくれた松本清張の短編は本当に激オモでした。8郎が思わず職場のぐちをこぼすと「周りのことをいうより自分で何をしたかを考えなさい」と一喝されたこともありました。でも、その30分後には電話してきれくれ、酒に誘ってくれました。うちの会社のアホ役員(また、ぐちが)からは一切感じないオーラでした。庶務の女性(Yちゃんにも感謝)が入れてくれたコーヒーを飲みながら過ごした時間、酒を酌み交わした時間を、サラリーマン8郎は一生忘れることはないでしょう。
「沖縄はまだまだ貧しい。夜の街で体を売るために立っている女性の気持ちを考えたことがあるのか。その女性に子供がいるかもしれないと考えたことはあるのか」
父親というには年齢は近く、兄貴というにはあまりに大先輩だったTさん。感謝の念が絶えません。8郎同様にTさんにほれ込んでいる先輩同僚が催した激励会で、8郎なりに万感の思いで出席者全員の手作り記念品をお渡ししました。Tさん、30数年間の激務、本当におつかれまでした。ありがとうございました。
5歳と60歳の春。8郎の心を揺さぶる春でした。
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さて、新居ですが、先日、支払いを終え、正式に所有者となりました。銀行で2000万円超を借り、売主に支払う瞬間はさすがに、緊張しましたよ(笑)。通帳を通すので、あっというまでしたが。ついに8郎家を買いました!
新居はリフォーム工事に入りました。クロスは妻が選定しました。マンションそのものは中古で妥協したので、家の顔となるテレビボード、ソファはそれなりにいいものを買うつもりです。バルコニー(もうベランダとは言いません)にアウトドア用の椅子を並べて、新生活をイメージ(実際にはこんな風に座りませんが)。 早く、お隣さんが絶賛する朝焼けを見たいものですなぁ。
引越し業者もほぼ決めました(価格優先)。司法書士を通じて登記手続きも終了、法的にも「家持ち」となりました。でも、インターネット手続、車庫証明書変更手続などやるべきことはたくさんあります。
楽しみながら引っ越そうと思います!