JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

いい男の妄想

2007年04月24日 | a-c

昨日の朝方から大変なことになってしまいました。
まずは、下痢です。詳しく書いてもあまり気分の良い話ではありませんので省略しますが、ともかく半端じゃありません。
「なんだぁ?夕べの鯵にでもあたったか??????」
ところが、食あたりにしては吐き気も腹痛もなし。
ともかくは、仕事へ向かいましたが、仕事時間よりトイレ・タイムのほうが長くなる始末で、
「こりゃいかん、仕事になんないから、悪いけど帰るね」
早退後、こんどは何だかすごい寒気に襲われました。
・・・・・・・・・・なっななんと、39度近くの熱があるではありませんか。

そもそも、私は、いかに熱っぽくても体温を測るということをしない人種でして、何故かといえば、体温を見てまた熱を出すタイプだからであります。
えっ?意味がわかんないって?
つまりですね、あまりにも高い体温だと、その体温にビックリして、調子を崩すタイプなのですよ。だから、私としては熱がありそうだという判断だけで充分なわけで、体温計は不要なのであります。
ところが、計っちゃったんですねぇ、昨日は・・・・・・
案の定、体温を見てすぐに具合が悪くなってしまいました。(笑)

「それにしてもおかしい。喉が痛いわけでも無し、鼻水が出るわけでも無し・・・・腹痛を伴わない下痢と、体温を見てしまったがための頭痛だけなのに・・・・、だめだ!トイレ!」

食事も摂れずに、脱水症状を補うがごとく、白湯と麦茶を飲み続け、夜になってなんとか下痢は治まりましたが、こんどは腰から背中あたりがなんだかとても重くて痛い感じ、「え~~~ん、腰が痛いよう~~~~~!!」
「明日、医者に行ってくれば・・・・・ ともかくさっさと寝な!」
だれもいたわっちゃくれません。ならば、やけ酒・・・・さすがにその勇気はありませんでした。

一晩明けてみれば、下痢は完全に治まり、頭痛とかったるさはあるものの、熱もさほどではない感じ(もちろん計りません。)、普通に仕事に出かけてしまいました。

「ひょっとして、このまま大病に蝕まれた私は、泣かせ続けたあまたの女性達が流す、本当の涙の重さも知らぬまま、一人ひっそりと旅立つのかもしれない・・・・」
妄想のなかの私は、それはもうキムタクも、玉木宏もかなわぬほどのいい男、病魔に襲われた男は必ず、いい男が故の孤独のなかで、寂しい死を迎える、三文小説の主人公のような姿なのであります。

「う~~ん、その妄想はまだ熱がある証拠だね・・・・・・・、バカなこと言ってないで、明日こそ、病院に行ってきなさいよ。」
「は~~~い」

今週末は父の13回忌がひかえております。早めに体調を戻しておかないとね。ん?!まてよ、ひょっとしてこれは、父が私の飲み過ぎに注意をおくっているのかもしれませんね。

さて、今日の一枚は、アルコールを口にできない私が力を得るには、コルトレーンしかないだろうと引っ張り出した一枚です。
このアルバムは、録音は1958年であったものの、アメリカで実際に発売になったのは6年後、「A LOVE SUPREME」録音の年でした。
この時の録音は、「LUSH LIFE」「THE LAST TRAIN」(1月10日録音)「BAHIA」「STARDUST」(12月26日録音)に分散収録されています。



残っていた録音を「今まさに旬な時期に発売しようか」的な意図も感じられなくもありませんが、(だって、A面は一曲14分位、B面だって二曲16分位と短いんですよ。)それでも、コルトレーン好きには「この時期のコルトレーンは全て聞き漏らしたくない。」というのが正直なところで、遅れても発売になったことを感謝しなければいけませんね。
まだまだ、未発表の録音はこれからも出てくるかもしれませんし・・・・・
「出すんだったら、早く出せよ!!!!」

THE BELLEVER / JOHN COLTRANE
1958年1月10日[1,2], 12月26日[3]録音
JOHN COLTRANE(ts) DONALD BYRD[1,2], FREDDIE HUBBARD[3](tp) RED GARLAND(p) PAUL CHAMBERS(b) LOUIS HAYES[1,2], ARTHUR TAYLOR[3](ds)
1.THE BELIVER
2.NAKATINI SERENADE
3.DO I LOVE YOU BECAUSE YOU'RE BEAUTIFUL