JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

頭の中はどっちもどっち

2007年04月05日 | g-i

珍しく仕事が立て込んで、昨晩は12時過ぎの帰宅でありました。まぁ、毎日たいした仕事もしていない私ですから、たまにこんなことがあっても良いでしょう。

今日は、朝から良く晴れ、気温も上がるのかなぁと思ったのですが、それほどでもありませんでした。開花から5日過ぎれば見頃と言われる桜も、寒さの中、ゆっくりと咲き頃を狙っているようで、まだそれほどは開いておりません。この様子だと今週末も満開とまではいかないでしょうね。
とはいうものの、ちょっと草むらを覗けば、伸びきったような土筆やタンポポも咲いていますし、花の上で足を伸ばすバッタの赤ん坊も見えます。一度進んだ春の気配は、多少寒くても順調に進んでいるようではあります。

 

「ねえねえ、こういうのって、ネットのオークションかなんかで売れないかなぁ」
「??????」
と、家人が持ち出してきたのは、おそらくは息子かなんかの荷物整理で出てきたであろう『ガラクタ』です。
「ほらほら、ルパンのキーホルダーみたいなのとか、ファイナル・ファンタジーとか、ワンピースの壁掛けクロックなんて未開封だよ」
「・・・・・・・・仮に売れたとしてもウン百円とかウン十円の世界だろ、いらないんだったら、だれかそのへんの子供にでもやっちゃえよ。ワンピースのなんかは、まだ欲しがる子がいんだろ」
「だって、もったいないじゃないの」

 

しかし、なんということでありましょうね。私のレコードやらCDやら本やら、あげくはぐい呑みだって「少し処分すれば」くらいのことを言うくせに、こんなガラクタを「もったいない」と言いくさる。(「おまえの頭の中を見てみたいよ」)

「お~い、トミカも処分しちゃうの?」
トミカのミニカーは、ずいぶんと買わされたんですよねぇ。
おもちゃ屋に行くたびに、何か買ってもらわないと気が済まないもんだから、ついついね。
飾るために枠のついたボックスを作ってやったこともありましたっけ。
「ねぇ、トミカは処分しなくてもいいんじゃない???? ちっちゃい子が遊びに来たとき使えんジャン」
あはははははは、私の頭の中も見てもらったほうがいいかもしれないですね。

ところで、どなたか欲しい方いらっしゃいます???????(笑)

さて、今日の一枚は、サー・ローランド・ハナの「HAROLD ROME」「PORGY & BESS(これはジョージ・ムラーツがリーダーですが)」とともに大好きなアルバムです。
以前にもお話ししましたが、サド・メル楽団で来日以来、ハナのピアノが好きになり、まず買い求めたのが「HAROLD ROME」、そして「PORGY & BESS」でした。
ところが、今日のアルバムは買いそびれたというか、その後なかなか手にできなかった一枚なのです。

「HAROLD ROME」の前に、同じアトランティクの傍系「ATCO」に吹き込んだアルバムなのですが、当時、見つけることができずに、結局、手に入れたのは結婚後、上野の中古レコード店でだったと思います。
ところが、当時、自宅のプレーヤーの針が死んでいて、さらに何処にも針が売っていないというときでしたので、「バカじゃないの聴けもしないもの買っちゃって」とそうとう家人に攻められたものでした。
それでも、早々に友人の家に持ち込んで聴くと
いいんですねぇ、ハナのピアノはなんとも繊細な音なのに、ジョン・ルイスみたいじゃない(ルイス、ファンの方すみません)、華麗にして軽快とでもいうか。
ブルーノートでも共演しているケニー・バレルのギターも、邪魔にならずにとてもいい。
冷静に考えれば「HAROLD ROME」のほうが、タッカーのベースがよくあい、上のようにも思えますが、わざわざ友人宅にまで持ち込んで聴いた分、感動が大きかったのだと思います。
もちろん、今でも大好きな一枚です。

DESTRY RIDES AGAIN / ROLAND HANNA
1959年4月16日[1,4,5,6], 17日[2,3,7,8]録音
ROLAND HANNA(p) GEORGE DUVIVIER(b) ROY BURNES(ds)
KENNY BURRELL(g)[2,3,7,8]

1.I KNOW YOUR KIND
2.FAIR WARNING
3.ROSE LOVEJOY OF PARADISE ALLEY
4.THAT RING ON THE FINGER
5.ONCE KNEW A FELLA
6.A NYONE WOULD LOVE YOU
7.I SAY HELLO
8.HOOP-DE-DINGLE

追伸、
もう一枚、春の写真(?)を

この池に住み着いている亀なんですが、必ずこの枯れ木で甲羅干しをしてるんです。ただし、冬場は冬眠していたのでしょう、まったく見ることはありませんでした。
よく見るとミシシッピーアカミミガメ、いわゆるミドリガメのようですから、誰かが飼いきれずにすてたのでしょう。たとえミドリガメとはいえ、外来種を野山に放つのはいかんですよねぇ、でも、こんな姿を見てしまうと、なるだけ長生きして欲しいとも思ってしまう私でした。