JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ギター片手に

2007年04月15日 | s-u



♪ あの日の君は傘さして 青山通り歩いてた
 君は雨の中 丁度今日みたいな日だった
 ビートルズの歌が きこえてきそうと
 二人で渡った 交差点
 いつもは君と歩く道 今日は一人で歩いてる ♪♪♪・・・

御存じ、かぐや姫の「アビーロードの街」です。
えっ?何で突然?
いやいやいや、今日の夕方、思いもよらず楽しい時間を過ごしたのです。

「バブ、これ聴こう、これ聴こう」
「なになに、KAGUYAHIME Best Dreamin' ?!」
なんとまぁ、赤ワインを手土産にOさんが「かぐや姫」のベストCD持ってやってきました。
Oさんは、私より二つ年上、基本的には同年代であります。まぁ、当然『かぐや姫』などは「ストライク!」の世代なのです。

「神田川に、雪が降る日にに、置き手紙・・・・・・・なにこれ、何だかほんとにベスト盤ですね。」
ほんの少し聴き始めると、
「やっぱり、懐かしいよなぁ~~~ はははは、へんに良く歌詞も覚えてるもんだ」

こうなると、久しぶりのギター登場!!!!
いったい何曲歌ったでしょう?(笑) 『つま恋』もビックリくらい、二人で歌ってしまいました。
不思議ですよねぇ、カラオケじゃ絶対に出ない高音部も、ギターを弾きながらだと、わりと出たりして・・・・ハハハハハハハハハ。
ギター一本で、これだけ盛り上がれる我が年代、恐るべしであります。

「Oさん、今日おもてに飲みに出るのは辛いけど、せっかくですから、ワイン付き合っていってくださいよ。」

Oさんには、趣味部屋でCDを聴いていてもらううちに、日曜日ですから料理当番であります。せっかくのワインですから、それなりのメニューを考え、私とOさんは家人達とは別に、趣味部屋での酒盛りとなりました。
そこで『料理当番、今日の一品』

まずは、『アサリのワイン蒸し』ではなく『酒蒸し』、私のつまみはこれだけでじゅうぶんでしたが(笑)



Oさん、家人のために、お肉と『明太スパゲッティ』も用意しました。

これは、ニラが少しだけ残っておりましたので、温泉卵を添えて『ニラビックリ(笑)』

結局、8時にOさんが代行運転で帰るまで『かぐや姫』だけでなく、思いつくままに歌えや飲めやでありました。
楽しかったなぁ~~~~~。

さて、今日の一枚は、お風呂も入り、まだまだ飲み足りない私が、日本酒に切り替えて聴こうとしているアルバムです。

そもそも、ドラム、ベースというリズム担当がリーダーというアルバムは数が少ないわけですが、アート・テイラーのリーダー盤も同様です。それでも、同じアートではアート・ブレーキーもいるわけで・・・・・
脇役としてのテイラーの活躍は、説明する必要もありませんよね。一時期においては、ブレーキーでさえ及ぶものでは無いものであったと思います。しかし、いかんせん地味であったこともたしかで、
このアルバムでも、けして出しゃばった(いやいや、ブレーキーが出しゃばっていると言っているわけじゃありませんよ。)テイラーではありません。
ソロイストをドラマーとして確実にプッシュする手腕、そしてそれが、ドラムがいかに重要な楽器であるかを逆に思い知らせてくれる、このアルバムを聴くと痛感できます。
コルトレーンの曲を吹く、スタンリー・タレンタインなんて想像できます?テイラーのプッシュはみごとにタレンタインを引き立てています。もちろん、ウイントン・ケリーもしかりです。
前面に出なくとも、リーダーとしてじゅうぶんに存在感を出すことができる、そう感じさせてくれる一枚です。

A.T.'s DELIGHT / ART TAYLOR
1960年8月6日録音
ART TAYLOR(ds) DAVE BURNS(tp) STANLEY TURRENTINE(ts) WYNTON KELLY(p) PAUL CHAMBERS(b) 'POTATO' VALDEZ(conga)[2,3,5]

1.SYEEDA'S SONG FLUTE
2.EPISTROPHY
3.MOVE
4.HIGH SEAS
5.COOKOO AND FUNGI
6.BLUE INTERLUDE