JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

いやな花だと言われそう

2007年04月14日 | a-c

先週、発熱のため散歩にも行けなかったので、
「今日は歩くぞ!」とばかりに、いつも以上に遠出をした私・・・・・、
張り切りすぎもありましたがなにしろ暑くて、帰ってくる頃には汗だく、隠れてビールをあおったら、Tシャツ一枚で居眠りをこいてしまいました。(笑)
風邪のぶり返しが来ないように気をつけなければ・・・・

 

桜はすでに散りかけていましたけど、路地のそこかしこに色とりどりの花が咲き誇っておりました。
多少の疲れと暑さを除けば、それは楽しいお散歩です。

 

小学校低学年くらいでしょうか、女の子二人が花摘みをしていました。
こういった光景を、なんとも言えない幸せ顔で眺めている私は、すでに年寄りか、はたまた変なおじさんか・・・・なんととられてもいいんです。可愛いものは可愛い、もちろん連れ去り事件を起こすような変態野郎ではありませんよ。それでも、
「綺麗なお花がいっぱい採れたね。誰にプレゼントするの?」とでも声をかけたいのに、グッとこらえた私でした。何だか嫌な時代です。

もしもわたしがお花なら、
とてもいい子になれるだろ。



ものが言えなきゃ、あるけなきゃ、
なんでおいたをするものか。

だけど、だれかがやってきて、
いやな花だといったなら、
すぐにおこってしぼむだろ。



もしもお花になったって、
やっぱしいい子にゃなれまいな、
お花のようにはなれまいな。



(金子みすず 『お花だったら』)

戻って珈琲でも飲もうと、切れかけた珈琲豆を調達し帰ってまいりました。あ~あ、それなのにビールに手を出してしまう私は、『いやな花』だと言われそう。

さて、今日の一枚は、私が紹介する中では比較的新しい(?)アル・コーンとズート・シムズの共演盤です。
このアルバムは、まず最初に買った時、A面1曲目「DOODLE OODLE」を聴いて、少々ガッカリした記憶があります。(正直あまり好きじゃないんです。)
ところがところが、2曲目の「EMILY」がいいんですよぉ、右スピーカーから聞こえるズートがたまらない、少し控えめの左スピーカー、アルも悪くない。(全曲、二人のチャンネルはこれで統一されています。)この一曲で買ってよかったと思いました。
一曲気に入ってしまえば、『あばたもえくぼ』A面も一曲目からきっちりと聴いています。
私的には、表題曲「BODY AND SOUL」より、強く「EMILY」をお勧めします。

BODY AND SOUL / AL COHN & ZOOT SIMS
1973年3月23日録音
AL COHN(ts) ZOOT SIMIS(ts,ss) JAKI BYARD(p) GEORGE DUVIVIER(b) MEL LEWIS(ds)

1.DOODLE OODLE
2.EMILY
3.BRAZILIAN MEDLEY
  Recado Bossa Nova ~ The Girl From Ipanema ~ One Note Samba
4.MAMA FLOSSIE
5.BODY AND SOUL
6.JEAN
7.BLUE HODGE