JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

初夏(?)の一日

2007年04月30日 | g-i

昨日今日と夏のような天候で、今日などはみんなが使った布団を干したり、部屋の掃除まで手伝わされて、汗だく状態。
「うん、5キロくらいやせたかな?」
「ないない」

「さて、一段落付いたところで、珈琲でも飲みましょうか?????????」
なんと、一昨日まで一袋残っていた珈琲が、みごとに無くなっています。
「あいつらめ、珈琲まで飲み尽くしていったのね」
無いとなると、どうしても飲みたくなるのが人の常、だけど休日だから、『ヤナイ珈琲』さんはお休みかもしれません。それでも雑用を逃れるチャンス到来であります。
「ちょっと珈琲屋さん行ってくるねぇ」

『ヤナイ珈琲』さんまでは歩いて10分、にもかかわらず車で出かけるということは・・・・はははははは、意図は見え見えですね。まずは海岸でゆっくりと潮風を楽しんできました。





途中、田んぼにも水が張られ、何カ所かでは田植えも始まっておりました。専業農家の少ないこのあたりでは、大型連休が農作業の人手を確保できるチャンス週間でもあるわけで、せっかくのお休みを農作業で忙しく過ごす方も少なくありません。
法事の後始末でヒーヒー言っている我が身が、恥ずかしいかぎりです。

「ほら、ここのご夫婦も連休じゃない」
『ヤナイ珈琲』さんもしっかり営業しておりました。連休中も通常通りだそうで、頑張ってます。

「バブさん、川魚は食べない?」
ヤナイさんのお友達が大量にイワナを捕ってこられたのだそうで、
「よかったら、少し手伝ってよ」
話では小振りのモノばかりだから、ということだったので、揚げてでも食べようかと思ったのですが、じゅうぶん立派な型じゃありませんか、塩焼きでいただきました。


化粧塩もせずに焼きましたが、味は上々
ヤナイさんごちそうさまでした。

こうして、連休前半の最終日は過ぎていったのでありました。う~~ビールうめぇ!!

さて、今日の一枚は、先日『ジャズ批評』を読んでいて、「そう言えばしばらく聴いていなかった」と思い出した一枚です。

私がジャズ喫茶でアルバイトをしていた頃、ジャズはまさに多様化しつつある時代。そんな中、ソロ・ピアノも一種のブームのようになり、キース・ジャレット、チック・コリア等々のソロ・ピアノ名盤と称されるアルバムが続々と出てきた時期でもありました。
基本的に私はこの時期のピアノ・ソロを良しとしない、ある意味、へそ曲がりなところがあって、それらをことごとく敬遠したタイプなのです。(笑)
その反動で、アバンギャルドやフリーといった方向に嗜好が向かったのかもしれません。

そんな中、ローランド・ハナというピアニストは私にとって別格で(理由は以前もお話ししていますので、ここでは省略しますけど)、このソロ・アルバムもお気に入りの一枚でした。

ところが、何度所有LPを確認しても、このアルバムが見あたらないのです。引っ越しのどさくさで無くなってしまったのか?それともだれかに貸したままなのか?いずれにしても、ジャズ好きとしてはあるまじきことであります。
ですから、現在、LPは所有しておりません。CDで買い直しはしましたが、じつに残念なことをしたと後悔しきりであります。

前置きが長くなってしまいました。
このアルバムは、1974年モントルー・ジャズ・フェスティバルのもようを、Freedomレーベルが何枚かのレコードとしてリリースしたうちの一枚です。
ソロでありながら変化に富み、いかにもサー・ローランドらしいピアノを楽しめるアルバムになっていると思います。
特に4曲目「PERUGIA」の美しいことったら、あーた(笑)、ぜひともお聴きになってみて下さい。
                                                                 
PERUGIA / ROLAND HANNA
1974年7月2日録音
1.TAKE THE A TRAIN
2.I GOT IT BAD AND THAT AIN'T GOD
3.TIME DUST GATHERED
4.PERUGIA
5.A CHILD IS BORN
6.WISTFUL MOMENT