JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

座頭市殺法

2007年04月20日 | s-u

久しぶりの青空で、風は強かったものの気温もまぁまぁ上がってくれました。
今日の昼食はお初の喫茶店でランチをいただきましたが、懐かしい漫画が置いてあったもので、30分ほど昼休みをオーバーしてしまいました。
まぁ、たまにはいいでしょう。(えっ?しょっちゅうだろうって?)

その漫画は、石森(石ノ森)章太郎の『佐武と市捕物控』です。昔、好きでよく読んでたんですよねぇ・・・・
下っ引きの佐武より、私は市の方が好きでした。ツルッパゲ白目野郎の『座頭市』をも彷彿とさせる居合い、カッコイイんだよなぁ、これが。
たしか、『佐武と市捕物控』は後に小説にもなったと思います。私は読んでませんけど。

石ノ森章太郎氏は、もともと出身地、石森町(いしのもりちょう)から、『石森』で『いしのもり』と読ませたかったらしいですが、『いしもり』が定着して、結局は30周年を期に『石ノ森』に改名されたのだそうでありますけど、『石森』時代の『サイボーグ009』や『ボンボン』なんてところはよく読んでました。

我が息子には
「マンガばっか読んでないで、たまには活字だけの本でも読んでみたらどうだ」
てなこと言ってたくせに、自分だって昔はじゅうぶん漫画少年だったわけです。(最近は目の衰えもあって、ほとんど読まなくなってしまいましたけど・・・笑)

話を『佐武と市捕物控』に戻しましょ。
今日あらためて読んでみると、
「この漫画は時代考証がずいぶんしっかりしてるなぁ、だから面白いんだな」
なんて、思ってしまうんです。
昔、杉浦日向子女史が一部係わっていたなんて話を聞いたことがありましたが、どうしても年齢が合わないようにも思うのですよ。だってあの漫画が連載されていた頃、彼女は小学生から中学生あたりですもんねぇ。このへんのお話を御存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひともお教え下さい。

それにしても、時代背景を十分に理解し、それに合わせたキャラクターを作り上げていった石森章太郎氏は、そうとう勉強されたのだろうし、苦労もされたのでしょう。そう考えると漫画家という商売も楽な商売ではありませんねぇ。
つくづくならなくて良かった・・・・・・・・・・・・・!?
バーカ、馬鹿じゃ漫画家にはなれねんだよ~~~~!!!

  増悪に盲(めし)いた者には、座頭市殺法は実践的模範である。
  なぜなら、喧嘩は目がくらんだほうが勝つのであり、
  冷静な者は負けるからである。
                       (市民座頭市)

さて、今日の一枚は、ミンガス・グループ出身のトランペッター、ジーン・ショーです。
「あれ?ジャケットが違うんじゃない?」って、思われた方はいるでしょうか?
私も、「これが『DEBUT IN BLUES』?」と思ったのですが、収録曲はたしかにそうなのでありまして・・・・私はこれしか持っていません。

このアルバム、タイトルどおり、全曲、ブルージーでありながら洒落た演奏なのですが、それだけでは言い表せないというか・・・・・
ショーっていうトランペッターは、ちょっと他と違う気がするんですよね。何がどうとは上手く言えないんですが・・・・・
ともかく、機会があったら聴いてみて下さい。不思議と魅力的な一枚だと思います。

DEBUT IN BLUES / GENE SHAW
1963年録音
GENE SHAW(tp) JAY PETERS(ts) HERB WISE(tb) JIM TAYLOR(p) SID ROBINSON(b) JEROLD DONAVON(ds)
1.DEBUT IN BLUES
2.KARACHI
3.YHE GENTLE PRINCESS
4.WHEN SUNNY GETS BLUE
5.THIEVES CARNIVAL
6.NOT TOO COOL
7.WHO KNOWS ?
8.TRAVELOG