JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

頑張れジャイアンツ!

2007年04月03日 | j-l

いやはや何だかとても寒いんですけど・・・・
そういえば、一昨日飲みに行ったときに、とあるお客さんが
「毎年、桜が見頃になると寒くなんだよなぁ」
とおっしゃっていましたが、今年もそんな感じですね。夜桜見物には厚いコートを着込んで、熱燗でも懐に忍ばせながらでもないと、ちょっと難しそうです。

今日は飲み屋に引っかかったわけでもないのに、帰りが少し遅くなってしまいました。
「あれ?飲んでこなかったの?」
(いやいや、たしかに電話をしなかったのも悪かったかもしれないけど、その言い方は無いんじゃないの)
「なに?ひょっとして食い物がないとか?」
すると、母が、あの酔っぱらい嫌いの母がですよ。
「○○(私)、ビールは冷蔵庫に入れといたよ」
「えっ?えっ?えっ??????」

過去にこんなことがあったでありましょうか?
ともかく、我が母は、父親(私のおじいちゃんです)が大の飲んべえだったことから、酔っぱらいはもちろん、アルコールに対していような嫌悪心を持っておりまして、父が酒をあまり飲まなくなったのも、母の力が大であったと聞いたことがあります。
まぁ、そのな母の子供すべてが、酒好きの酔っぱらいときているから世の中うまくいきませんけどね。(笑)
「おまえら兄弟は、隔世遺伝だからしょうがない」のだそうであります。
じつは、小さいときから熱を出すたびに、薬だと梅酒を飲ませていたのが原因だと、私は思っているのですけどね。

ともかく、そんな母が冷蔵庫にビールが入っていなかったからといって補充するということは、ただごとではありません。
へたをするとだれかさんの甘ったるい声より恐ろしいかも・・・・・・

ビクビクしながら、夕食の残りのマカロニ・サラダをつまみに、そのビールを飲んでいると、
「○○、やっと勝った。テレビでも全部やったし」
「???????」

いやぁ、良かった、良かった。なにも心配するようなことではありませんでした。
原因は、ジャイアンツだったんです。そう野球。
開幕戦は「なんだか知らないのばっかになっちゃったなぁ」なんて言っていたのが、今日の快勝に大喜びだったようで
「しかも、中日に勝ったんだから、どうも落合が好きじゃないんだよ」
おいおい、落合だってジャイアンツにいた時には応援してたんでしょうが・・・・
まっ、それで母の機嫌がよくなるなら良しとしましょう。明日もビールを補充するくらい機嫌が良いといいねぇ、おかあさま。
頑張れジャイアンツ!!!!!

さて、今日の一枚は、プレスティッジお得意のジャムセッションと言ってしまったらそれまでなのですが、他とは少しだけ毛色が違うように思う、サド・ジョーンズのアルバムです。
メンバーはベイシー楽団の同僚で気心の知れたフランク・ウエスと、当時のバリバリの若手だった、ケニー・バレル、ポール・チェンバースらプレスティッジ・オールスターの組み合わせです。
このベテラン、中堅、若手という組み合わせが、他のバリバリ若手だけを集めたプレスティッジ・オールスター・ジャムセッションとはひと味違うものになった原因だと思います。落ち着きがあるんですよね。

曲はマル・ウォルドロンのオリジナルを、ジョーンズがアレンジした長めのもの、それぞれリラックスした雰囲気が出ていて、心地よい仕上がりになっていると思います。
私は「BLUE JELLY」と「EMPTY STREET」が好きかなぁ・・・酒にも良く合う二曲です。

AFTER HOURS / THAD JONES
1957年6月21日録音
THAD JONES(tp) FRANK WESS(fl) KENNY BURRELL(g) MAL WALDRON(p) PAUL CHAMBERS(b) ART TAYLOR(ds)

1.STEAMIN'
2.BLUE JELLY
3.COUNT ONE
4.EMPTY STREET