JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

「テッペンカケタカ」

2007年04月27日 | s-u

さぁ、明日からはいよいよゴールデン・ウイークですね。なかには9日間連続のお休みを取られる方もいるそうですが、いったいどうやって暇を潰されるのでしょう?
国内外への旅行、帰省、子供とのふれあい、恋人と二人きりの時間、家族サービス・・・
それなりに皆さん楽しまれるのでしょう。

えっ?私?
もちろん、9日間も休みを取ることなど許されませんし、旅行をする資金も無し、かといって家族サービスといってもねぇ。子供達が小さかった頃、疲れると言いながらも出かけたあの頃が懐かしい気分です。
幸いにも、前半は父の法事で忙しく過ごせそうですが、後半は予定など全くありません。まぁ、へんに予定などない方が静かに過ごせて良いかもしれませんけど。(ちと寂しいかな・・笑)

ゴールデン・ウイーク後半は、あたりまえですが5月に突入しているわけで、はや初夏の季節となるわけです。4月がへんに寒かったりしたので、ちょっと実感がありませんけど、山の緑は間違いなくその色を変えつつありますし、初鰹もいただきました。あとは・・・・・ホトトギス、ホトトギスの初音ですよね。

目には青葉山ほととぎす初鰹

この時期、鰹を食べるたびにだれかがほざく、山口素堂の句ですが、「鶯の声はわかっても、ホトトギスのそれはよくわからない」という方が多くいるようにも思えます。
たしかに、最近はホトトギスの初音を楽しむてな風流人が居なくなってきているからかもしれませんし、鶯よりさらに身近にいない鳥になってしまったせいかもしれません。

鶯は「ホーホケキョ」ホトトギスは「テッペンカケタカ
ゴールデン・ウイークの後半にここいらで聞くのは難しいかもしれませんが、夕べにベランダにでも出て、一杯やりながら聞き耳でも立ててみましょうか。
旅行や、ドライブだと金を取られますけど、青葉を眺めて、ホトトギスの初音を聞いてもお金は取られませんしね。
つまみは、初鰹かな?・・・・・・それはお金を取られます。

さて、今日の一枚は、ソニー・スティットにしてみました。
別にホトトギス→鳥→バードというわけではないんですよ。だって、だとしたらチャリー・パーカーにするでしょ・・・・

そんな話はともかく、このアルバムには、暗~い思い出がありまして、
20年ほど前だったでしょうか、とある友人がどうしてもこのレコードを聴きたい、しかも自宅で、
不覚にも、相手の性格も考えずに貸してしまったのです。(どう考えてもレコードをぞんざいに扱いそうだったんです。)
案の定、ふか~~い傷が~~~~~~!!!!!
結局、CDで買い直しをしました。(もちろんLPも大事に取ってありますよ)

スティットのアルトは、バードにも負けない、いや聴きようによってはそれ以上のアドリブを聴かせてくれます。ただ、LPでいうと収録曲が多いため、かなり詰め込み気味で、一曲一曲に少々物足りなさを私は感じます。

ともかく、明日、明後日は法事で忙しくなりそう、ゆっくりレコードを聴いている時間もないかもしれません。今晩は少しだけ遅寝をしてレコードを聴きながら一杯飲むことにします。

ちなみに、ジャケットはLP、収録曲はCDで紹介させていただきます。

STITT PLAYS BIRD / SONNY STITT
1963年1月29日録音
SONNY STITT(as) JOHN LEWIS(p) JIM HALL(g) RICHARD DAVIS(b) CONNIE KAY(ds)
1.NOW'S THE TIME
2.MY LITTLE SUEDE SHOES
3.PARKER'S MOOD
4.CONSTELLATION
5.PRIVAVE
6.HOOTIE BLUES
7.CONFIRMATION
8.KOKO
9.YARDBIRD SUITE
10.SCRAPPLE FROM THE APPLE
11.ORNITHOLORY