刀八毘沙門天の1人で仏々

京都を中心とした“クイモノヤ”を‘自己中紹介

本家尾張屋 本店(蕎麦)

2013年10月15日 02時21分30秒 | うどん、そば、食堂
車屋町通二条下った場所にある、京都でも一目置かえる老舗中の老舗のお蕎麦屋さん。
その始まりは室町時代 寛正六年というから・・・老舗が多い京都の中でも極めて・・・古い!

老舗料亭のような出で立ちで静かに待ち構える暖簾を潜ると・・・



また暖簾・・・さらに少し奥へ入ると暖炉の間へと通された。
この間にある象徴的な囲炉裏、その周りにはごく普通のテーブル席があり、表口から感じるような
気難かしさは感じられない。
当然ながら畳の大部屋や茶室(個室)も存在し用途に応じた席手配は出来る。

さて・・・尾張屋に来て鉄板メニューとして蕎麦は欠かせない、ただ人気の高い丼物も捨てがたいので
天ぷら丼1,575円に+210円として小椀そばを加えたセットメニュー(尾張屋バリューセット?)で攻める。

待ち時間は400年の歴史を感じさせる京都の老舗らしく,はんなりと20分弱・・・・
おごそかに・・・ではなく大きなエビが二匹乗る迫力の丼である。



固めの卵に身を固めたプリプリ引き締ったエビが食欲を増大さす。
噛むとパリっと活きのいい感触が口内に広がり後で鮮やかな甘みがしっとりと広がる熟活した海老天だ!
ご飯は好みのやや硬め、ただし、ただ硬いだけはなく1粒1粒独立した甘味を持ちご飯全体に甘辛い豊熟した天汁
が米粒全体を包み込んでいて、まさに人馬一体の天丼となっている。



肝心の蕎麦は細めの蕎麦、温蕎麦であった為、勢いよく啜ると結構な蕎麦と出汁が口に入り鼻腔が刺激される。
細い割には柔軟性と筋肉質を兼ね揃えたアスリート系蕎麦であっという間に平らげてしまった。
第一印象は少し柔らかいと感じる為京都らしい蕎麦に分類されそうだが意外と気骨を持った蕎麦である。

現在15代目!
まだまだ京都と言おうか全国に愛され続ける尾張屋”である。
継続の力と、その継続の中にある新たな発見が尾張屋さんにはあるのかもしれない・・・・
今度はざる”を是非ともお願いしたいと思いお支払いの場所へと向かった。

HP→http://www.honke-owariya.co.jp/
「京都市中京区車屋町通二条下ル仁王門突抜町322」

コメント
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