刀八毘沙門天の1人で仏々

京都を中心とした“クイモノヤ”を‘自己中紹介

京都祇園 天ぷら八坂圓堂(天ぷら)

2013年04月08日 01時00分53秒 | 食い物その他系
東大路、清水道の北へ1つめの信号を150mほど西へ入った場所にある天ぷら懐石店。
築90年におよぶ昭和初期の伝統的な京都の数奇屋造りの店構え!
石畳の路地が奥の入り口に続くこれぞ京都!と感じさせられるエントランスである。



石畳を通り屋敷の中へ・・・案内されたのが京間6畳お茶室、
やや薄暗い凛とした室内は、重苦しさはないものの、多少の緊張感を
醸し出され、なぜか背筋が伸びる。

よせていただいたのは昼食、夜の圓堂はまた格別とは聞いているが
同じメニューでお得な価格となるお昼のコースをお願いした。

天ぷら会席「祇園」は6825円
今回はこれに部屋代約2000円が追加される。

コースには煮物、鉢物、汁物など出され懐石さながらの振る舞いである
某の舌にはこのプロローグ十分満足するもなのだが
さて!これからが本番である。

しばららく間をおいてから運ばれだしたるは絶品の揚げたて天ぷらのオンパレード



茄子、銀杏、などの旬の野菜から椎茸などの菌類は
どれも外と中のダイナミックレンジが大きくサクッと上がった
衣を楽しみつつ具材のツボを押さえた美味。

鰆は油分が若干多い目でジューシーで料理に歯を入れたとたん
口に中に良質な油が鰆の身と共に広がりこちらも美味!!

そして語るべきは海老であろう!
小ぶりな本体にしては凝縮感は半端なくソーセージのチャオエッセンの
ごとくパリッとした食感を持ち食べていて気持ちいいほどだ!
当然それには職人技である揚げの極意”があってのこと!

これはうまい!!

〆であるご飯物はかき揚げご飯 ある意味これが一番のお気に入りである



いい意味でも悪い意味でも京都の敷居”を感じたお店であった。

B級グルメと言われるラーメン屋などが学生を中心にて発達してきた京都だが
その双璧として重厚な屋敷を使った京料理などのいわゆる 高いお店”が
存在し、その両輪で京都の食文化は成り立ってきた.

ふと・・・坪庭眺めながらそう考えさせたのは圓堂”さんの力なのかもしれない。



HP→http://gion-endo.com/index.html
「京都市東山区八坂通東大路西入ル小松町566」

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