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いつから塾に行くか?

昨日あるお母さんと面談をしていて、いつから塾に行くべきかという話になりました。

中学受験の準備を始めるとなると私は5年生最初からだと思うのです。実際に入試に出題される勉強がスタートするのは4年生の3学期から5年生の1学期です。ただ多くの塾はそれがセットコースになっているので、そこから週3日の塾生活が始まります。

これは確かに負担が大きい。だから4年生から勉強を少しずつ始めていき、塾の生活にも慣れてもらう必要があります。

だからといって4年生の勉強が直接入試に出題されるわけではありません。もちろん子どもたちの力の基礎をつくるわけです。

その分の勉強は当然、家でもできるでしょう。この前もメールの相談の中で体を鍛える必要があるので、通塾の時期をなるべく遅らせたいというお話がありました。もちろんそのために通信教育教材を使って家で学習するわけですが、それもひとつの方法です。

山の登り方はいくらでもあるし、お子さんの精神年齢や体力のことも考えて、上手な受験方法を考えてください。あくまで家庭が道を選ぶ、ここを忘れてはいけません。
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与えることの難しさ

私も塾生活が長いので、つい教えてしまうことが多いのですが、
「与えれば、自分で得ることをしなくなる」
という面が今の子どもたちには良く見られます。

最近子どもたちのノートを見ていて、図を描くのが下手な子が増えました。なぜ下手なんだろう、と思っていて気が付いたことがあります。今は子どもたちがプリントやテキストで問題を与えられます。そして解いて解答や解説を読んで理解することが多いのです。先生の解説を聞いてノートをとる時間がもったいないからというわけではないでしょうが、テキストに書いてあることをまた書き写すことはしないから、勢い図を書く機会が減ってしまうのです。

ただ応用問題になればなるほど、自分なりに図を書き直してみる技量が必要になります。速さであれば文意をグラフにすることが解法につながる場合が多いし、立体は別方向から見た図がヒントになるでしょう。

自分で図を書かせる、そのことにもう少し時間をさく必要があると思ったのです。そこで今年の夏期講習では、ホワイトボードにその場その場で子どもたちに必要だと思われる問題を書き、子どもたちに写して解いてもらうことにしました。いわゆる「白板問題」です。これは当然、その場で問題を作るので指導員にとっては与えられたテキストを教えるよりしんどい作業ですが、その分子どもたちにとってはいろいろな技量が得られる結果になるでしょう。

与えることはやはり難しいのです。
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中学受験の範囲

考えて見ると、中学受験の出題範囲は結構広いので、すべてを勉強するというのはなかなか大変です。

先日ある取材があって、
「小学校の勉強だけで中学というのは受けられないものですか?」
と尋ねられました。もちろん公立一貫校や私立の一部では可能かもしれませんが、一般的にはやはり中学受験専門の学習をしなければならないでしょう。

振り返ってみると例えば算数は中学校の指導要領の範囲のかなりの部分を先取りしていますし、理科、社会でも高校受験の範囲と重なる部分はたくさんあります。

子どもたちは2年あまりをかけてこれらの範囲を学習してくるわけですが、実際に6年生のこの時期になってカリキュラムがいったん終了した段階で、復習しなければならないことはかなりの量にのぼります。

それをこれから復習していくわけですが、なかなか全部に手が回らないのです。そこで、第一志望にあわせて学習する内容を絞っていくやり方をお勧めしています。

今回の一連の説明会は「学校の選び方」というテーマでした。受験校を選ぶのは、まだまだ先とお考えになっている方も多いと思うのですが、これだけの分量を復習するというのは、なかなか大変です。早めに志望校が決まれば方向性も早く決まるので、夏の戦略もたてやすい。だからお話してきたわけです。

本日の市川が最後で多くのお母様方に聞いていただきました。「早寝、早起き、朝ごはん」のキャンペーンの話まできいていただき、ありがとうございました。

次回は9月ごろまた新たなテーマでお話して歩こうと思っております。

またよろしくお願いします。
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面談

6年生の志望校面談を始めています。
まあ、他の塾だとまだまだ先の話でしょうが、私たちの塾の場合、志望校を絞って半年間の逆転戦略を考えるので、まあ、ここで志望校の話を保護者のみなさんとします。

で、先日、外部の6年生の方と面接をしました。

しばらくお話をしていたのですが、
「先生、こういう面談は、子どもの指導をしてくださる先生がなさるのですか?」
と聞かれたので
「はあ、そうですけど。」
と答えました。

「今の塾に通って1年半になりますけど、子どもの顔を知っている先生との面談は一度もありません。」
といわれました。

「はあ?」
「面談の専門の先生がいらっしゃって、子どものデータを見てお話をしてくださいます。でも、何か違うなってずっと思っていたんです。」
「ああ、クラスが変わるからでしょう。毎月クラスが変わると、先生も覚えてられないですよ。まあ、うちの場合は小さいから。」

かと思うと、別の方との面談で
「地元の小さな塾に通っているんです。」
「なるほど」
「でも、先生が本当に中学受験にくわしいのか、よくわからなくて。」
「・・・」
「高校受験の生徒はたくさんいるんでしょうけど、中学受験は。」
「でも、良く相談に乗ってくださるでしょう。」
「ええ、それはそうなんですが。」

確かに塾もいろいろと思いました。うちも当然、完璧ではありません。
この前内部のお母さんに
「先生、ホームページはあまり見ないんですけど。」
と言われてしまいました。うーん、見ない人にどう伝えるか、これも大きな課題です。

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pre学校別特訓

夏休みが始まるまでに、第一志望校の過去問との相性を見るpre学校別特訓がスタートしました。

子どもたちは思い思いの過去問を持ってきて、解き始めています。しかし、スタートするときは、いろいろぐちゃぐちゃ言っていました。

「ほんとにやるの?」
「難しそうだよ。」
「この前やったとこ、やっていい?」

言いたい放題でしたが、しかし、実際に問題を解き始めるとなかなか真剣です。子どもたちはやはり入りたいと思う学校があると、俄然学習に対する集中力が違ってきます。

また、どちらを第一志望にすればいいか、迷っている子もいます。聞いてみるとどちらも魅力的な学校ですから、迷って当然でしょう。ではどちらの問題の方が相性がいいか、これはやはり考えておいた方が良い問題です。

カリキュラムがあって、なかなか今から過去問をやる時間がないかもしれませんが、私は重要な学習だと思っています。全ての範囲をこなすということは、子どもたちにとってはなかなか大変です。それよりは夏以降、自分の目標の学校の傾向に絞って学習を組み立てることが、大逆転には必要なことなのです。

その意味でもぜひ一度か二度、過去の問題をやる時間を作ってみてください。
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過去問をじっくり考える

早寝、早起き、あさごはんキャンペーンで16時からの補習に来ていた
子の過去問勉強に付き合いました。

「次、これね。」
「えー、これ?難しそうじゃない。」
「何言ってんの、まだ問題読んでないじゃん。」
「だって、図がたくさんあるし。」
「数えるだけの問題だから、まずはやってごらん」
「・・・・」
しばらくして
「むずかしいよ。」
「意味わかってる?」
問題を説明する。
「え?そういうこと?」
「そうだよ。」
「数えりゃいいんじゃない。」
「いったじゃない」
「早く言ってよ。」
それから5分くらいで、8割を数えだし、残りの2割もその後数分で
見つけ出しました。

まあ、こうやってじっくり考えていく、それが自分でできるようになって
くると、力がついてくるものです。
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早寝、早起き、朝ごはんキャンペーン

今、説明会で早寝、早起き、朝ごはんキャンペーンをやっています。

なるべく朝早く起きて、勉強を済ませ、生活のリズムを取り戻すということです。
昨日、母親講座でおこしいただいたお母様からうれしい報告がありました。朝型に変えたことで、成績があがってきた、ということです。

ぜひ、みなさん、もう一度子どもたちの生活のリズムを見直してください。
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対談

本の宣伝ではありますが、この4月にこれから受験を考えていらっしゃる方と今年受験を終えたお母さん(この方が出版社の社長さんですが)と3人でお話をしたときの記事です。

なぜ計画が必要なのかということを含め、参考にしていただければと思います。

http://pr.inter-edu.com/060612d/
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いかんなあー

今、説明会で早寝早起き朝ごはんのお話もしています。
子どもたちの夜型生活が、生活リズムの悪化を招いて学力低下につながっています。なのでなるべく早く寝るようにして、その分朝早くと学校から帰ってから夕食までの時間を有効に使う学習法についてもお話しています。
実際に何となくすごしてしまうことが多い時間になっているかもしれないので、見直してみると良いのですが、

しかしワールドカップ!!

しかも今日はオーストラリア戦。まあこういう日はそうないから仕方ないか。
でも本当は録画して見た方がいいんだろうけどなどと思っているのです。
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ポイントは帰宅から夕食まで

「早寝、早起き、あさごはん」は大事だけれど、それだと勉強が終わらない、というお話を聞きます。確かに中学受験の範囲は広いのです。例えば理科にしても社会にしても高校受験の範囲と重複するところはたくさんあります。

そのためには
(1)まずやることをしぼる
ということが大事になります。本当に今やらなければならない勉強は何なのか、戦略をしっかりたてて計画しなければなりません。

もうひとつは時間の使い方
もちろん早起きできれば朝の時間が生まれるでしょう。ただ、それはそんなに長くはありません。

子どもたちの生活を見ていると、何となくぶらぶらしている時間は帰宅から夕食まででしょう。何となくテレビを見ていたり。

特に6年生はこの時間を有効に使うことがポイントです。帰宅から夕食までの間、お子さんが何をしているか、良くごらんになってみてください。
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