15日テレビでとんでもない番組が放映されているので追伸して更新する
13日の国会審議を見て呆れた。立憲民主党の辻元議員は、桜を見る会の問題の追及の挙句に、タイは頭から腐るなどと暴言をはいた。ところが、国会内でもマスコミでも問題にされたのは、これに対して安倍首相が「意味のない質問だ」、とやじを飛ばしたことだけである。
いま世界では新型肺炎の被害の防止にやっきとなっているのに、国会はこの問題については何の審議もしない。これが異常でなくて何が異常であろうか。安倍首相は予算審議ばかりではなく、「新型コロナウイルス感染症対策本部」にも責任者として出席している。花見問題だけを執拗に追及し暴言をはく野党議員にむかっ腹が立つのも当然である。腐っているのはタイの頭ではなく、辻元議員の頭である。
しかも野党議員の一人は、政府は提出した予算案を「野党に審議していただく」立場なのに、態度が悪いとほざいた。野党議員と雖も国会議員である以上は、予算審議は最も重要な職務なのであって、「予算案を審議してやる」という立場ではない。傲慢の極みである。新型肺炎の死者が中国では千人を超え、日本でも感染経路不明の死者が出た。
新型肺炎対策は国会をはじめとして、国を挙げて取り組まなければならない喫緊の課題なのに、日本の国会はこの体たらくである。ところが国会が花見の揚げ足取りに終始しているばかりではない。そのことを問題にもしないマスコミの罪も大きい。マスコミの報道は、新型肺炎の報道は熱心にしていても、それについていかに国会が審議しているかは、露ほども出ない。国会も国会なら、マスコミもマスコミである。これを亡国の国会と言わずして何と言おう。
追伸である
15日の2時から一時間、某テレビ局で、緊急生会議と称して、100人の芸能人、有識者、一般人を集めて、新型コロナウイルス対応についてのテーマで、侃侃諤諤の議論をする番組を放映した。まさにこれこそ国会がやるべきことなのではないのか。某テレビ局の発想に感心するとともに、いつまでも花見の政府追及以外、何も議論しない国会のサボタージュがより明らかになったと考える次第である。テレビのワイドショーの方が国会より、よほどまともなのであるから。