よくやる手ですが、主翼と胴体の隙間ができるので、引っ張るのですが、これは左翼の上反角が不足気味だったので、左翼だけ引っ張りました。このキットは、主翼内面に桁が入っていて、それが操縦席下面の板の上に乗るので、板が傾いていると、上反角が左右同じにならないのです。これは小生が操縦席の下面の板をいい加減にした結果です。
フィレットと主翼の段差から計算すると、正常位置から右に2度位傾いていることになり、どうにもならないので、水平尾翼の傾きなどでごまかしました。くれぐれも主翼内面に桁が入っていて、それが操縦席下面の板の上に乗るので、これで上反角が決まることを今後作られる方は覚えておいてください。後知恵なので、写真は撮れませんでしたので悪しからず。主翼下面の板を完全に水平にするのは無理なので、仮組の時に上反角が左右等しくなるように主翼の桁を削って調整するのがベストでしょう。
ともかくも士の字になりました。このキット案外合いが良く、ほとんどパテ要らずでした。主翼前縁付根の隙間は、何と木工ボンドで胡麻化せました。この状態でキャノピーをセットしたら、前席の後ろの転倒防護具(?)らしきものの位置が前過ぎることが分かり、2mm程度移動しましたが、操縦席は移動できないので、よく見るとアンバランスなのです。
キャノピーのマスキングです。前端固定風防以外は、普通にマスキングテープです。前端固定風防は、マスキングゾルの代わりに、いつもの木工ボンドです。木工ボンドは接着力が強すぎる以外はマスキングゾルより扱い易いと思っています。はみ出したところは、尖った木の棒でちょこっと調整できます。
グレーのサーフェーサーを吹いて、表面の磨きをしたら、主翼と胴体の黄帯を塗ります。何せ他に迷彩など何もないから簡単なものです。
塗装は全面シルバーなので簡単なものです。これで下地は仕上がりです。羽布張りらしい舵面もシルバーの指定なので、必ずしもジュラルミン地肌ではなく、シルバー塗装でしょう。