毎日のできごとの反省

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アビィアB135 RSモデルズ1/72 その①

2023-02-21 14:54:21 | プラモコーナー
 アビィアB135は試作だけで超マイナーな存在なので、前作のB35から紹介しなければなるまい。B35はチェコスロバキア初の低翼単葉の近代的な実用戦闘機であったが、技術的な理由から固定脚機であった。構造的には胴体が鋼管溶接で、前方が金属外皮で後半が布張りという古めかしいものであった。
 性能向上のために、引っ込み脚を試みたのが、B135であった。全長全幅ともに同じであるが、B35が楕円テーパー翼であったのが、前縁だけを直線翼に変えているので、主翼面積は若干変わっているように推定される。結局試作だけに終えてしまったようである。

 ここでキットについての注意事項を説明しなければならない。気を付けなければならないのは、試作機といえど2タイプあることであり、キットも2タイプあるらしく、92024と92025番の2種類が存在するようで、小生の買ったキットは9205番のようである。大きな違いは、主翼下面の脚カバーの穴の形状とそれに伴い、主脚カバーパーツの形状と機首下面の空気取り入れ口パーツ形状で、他にも使うパーツが異なるものがいくつかあることである。ややこしいのは、主脚カバーの穴の形状から考えて、主翼下面パーツだけが9205番専用になっていて、その他のパーツが全て9204番と共用になっていて、説明書でいちいち指示していることである。このことはキットを作る前に頭に入れておかなければならない。

ややこしいのは最大の相違点である、主脚カバーまでが両キットのものが入っていて選択式になっていることである。。なんとプロペラはキットNo.9204だけが木製のものと金属製のものの選択式になっており、9205番は木製になっているにもかかわらず、塗装図を見る限り、9205番は金属式しかえらべないが塗装図が正しいものと思われる。脚カバーの形状から考えて、9205番は9204番の改良型だから、9204番で木製と金属製をテストした結果。9205番にぱ金属プロペラだけをつけたのに違いない。

 コクピット内部であるが、シートベルトは立派なものが、エッチングでついているが、キャノピーが小さいので、ほとんど見えない。ましてフットバーがない、などはどうでもよい。


 計器盤はエッチングであり、取り付くしまがないので、1mmのプラバンを取り付けて乗せたが、これもキャノピーを取り付けると見えなくなり、無駄だった。


 胴体内部にコクピットを取り付けるが、内部壁面にはきちんと鋼管のフレームが刻印されている。これも見えなくなるので、無駄な手間をかけたものだ。


 座席後方には、転倒安全用のフレームがつく。V字のプラパーツ二本をV字の底辺で接着し、4本足のパーツを作るのだが、胴体の壁面に接着するように指示があるのだが、無理で、仕方なく座席の背面に二本の支柱を無理やり接着し胡麻化した。位置が高すぎるとキャノピーとぶつかるので下げたが、これではパイロットの頭部に届かないし、側面からもみえないが仕方ない。キャノピーが幅が狭いし、パーツが厚過ぎるのだ。


 主翼下面のパーツを胴体にテープで仮止めし、上面パーツを取り付けてみてセンターが正しいことを確認し、全部外してから下面パーツを胴体に接着する。接着が乾燥してから上面パーツを接着する。上面の接着が乾燥する前に、後縁をヤスリ掛けすれば、半乾きの接着剤が食い込んで上面と下面の隙間がなくなる。


 水平尾翼の取り付けは例によって、真鍮棒を埋め込んで行う。真鍮棒の埋め込みは胴体が先でも尾翼が先でもよいが、小生は胴体に埋め込んでから、尾翼に真鍮棒の位置をシャープペンでマークしてから行っている。これで士の字になりました。


 キャノピーを接着して胴体の仕上りです。キャノピーは恐ろしく小さく、小さすぎると言われる陸軍の隼に比べても小さいのです。キャノピーパーツは一体で厚めですが透明度は良いです。ただし取り付けると操縦席はほとんど見えない。

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