米国はプーチンがシリアからアサド大統領のシリア軍兵士をウクライナに運んで戦闘に参加させていると宣伝していますが、これは嘘でしょう。西側がシリア国内でアサド政府と戦わせている傭兵勢力、とりわけ、以前から悪名高いISISなどの獰猛な傭兵達をウクライナに運び込み、ウクライナ市民を丸め込んで、“悪漢”プーチンの侵略軍と戦わせているのが真実でしょう。状況証拠は充分にあります。
昔、ISISがしきりに話題になり始めた頃、日本の専門家たちはISISが過激な宗教運動集団であると言っていました。私はシリア国内のISIS勢力が数百台もの石油運送大型トラックを連ねて、シリア国内産の石油をトルコに運び込んでいる航空写真をみた時から、専門家の見解に反して、ISISが傭兵的な集団であると考えるようになりました。自慢する気は毛頭ありませんが、今になってみると、私の見方の方が正しかったようです。
今年1月下旬、シリア北東部にある刑務所に収容されていたISISのメンバーが大量に脱獄する事件が起こりました。いろいろの報道が錯綜して真相は不明瞭のままですが、この時の脱走兵達も恐らくウクライナ戦線に動員されたのではないかというのが私の見解です。そもそもこの監獄襲撃事件自体がISIS兵員のウクライナ派遣計画の一部として立案され遂行されたのではないかという疑問さえ私は抱いています。
昨今のNHKテレビやテレビ朝日のウクライナ報道の偏向の酷さは全く目に余るものがあります。プーチンが侵攻直前に行ったスピーチで強調した、死者1万余人に及ぶ過去8年間のドンバス地域の一般市民の犠牲について、我々の大多数が何も知らなかったのは一体なぜなのか。このドンバス地域の一般市民の苦難は誰も否定することの出来ない決定的事実です。ある意味で、この事実は今回のロシア軍のウクライナ侵攻の真の引き金となったと言っても間違いではないと思います。
今回の紛争で、ISISの傭兵性も白いヘルメットの傭兵性も、白日の下に露呈されました。エリック・プリンスの傭兵達もこの戦争に参加していて、プリンスは巨額の富を懐にしているのであろうと私は推測しています。
今、3月12日(土)の朝九時半です。今朝のテレビ各社のニュース番組の反プーチン、反ロシアの宣伝放送の凄まじさはどうでしょう。私の生涯で経験した最高の凄まじさです。同じ想いを披歴している米国人がいます。物の考え方、感じ方、受け取り方で、現在の私が最も親近感を抱いている人物の一人です。もしお暇があれば、ぜひその声を読み取ってみてください:
https://dissidentvoice.org/2022/03/on-the-edge-of-a-nuclear-abyss/
藤永茂(2022年3月12日)
高山正彦「プーチンの真珠湾」(『週刊新潮』2022年3月17日号)p.150
でも一番気になってることはウクライナのロシア系の人々がどんな扱いをされているのか?
一般人として被害を受けて亡くなった方々の内ロシア系の方の割合は?
この情報は全く聞こえてきません。あえて触れないのだろうか?
この戦いの後にとんでもない状況が明らかになるのではと…恐ろしい事です。
ウクライナの報道もコロナと同じ構図だなと思います。だからすぐ消すことにしています。
民族派右翼と呼ばれる「一水会」のTwitterが、ウクライナ報道ではかなりまともです。ウクライナにアメリカの要求でできた化学兵器の研究所と中性子爆弾の研究所があり、その実態を報道機関は調査せよと言っています。フェイクニュースについてもきちんと真偽を見極めてから報道せよと求めています。
マスコミの報道のおかげでにわかに平和主義者になった人が多く、「ロシアが、プーチンが」と怒っています。シリアやリビアやアフガニスタンやガザ地区のことには心動かさなかった人たちが・・・。
藤永先生のブログをいつも楽しみにしています。