褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 ある愛の風景(2004) 心を閉ざしてしまった夫であり兄の・・・重たい家族ドラマ

2010年06月16日 | 映画(あ行)
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 サッカーW杯において我らが日本代表がカメルーン代表を降した次戦のオランダ戦は頑張って欲しいけれど、流石にオランダは強いね何処からでも攻撃を仕掛けて来るから、ディフェンスが大変だ
 しかし、予選最後のデンマーク戦は勝って欲しいね
 デンマークで思い出したけれど、デンマークは良い映画がたくさんあるね最近はハリウッドで愛と精霊の家、レ・ミゼラブルマンデラの名もなき看守など、良作を発表しているピレ・アウグスト監督のデンマーク時代のペレと言う映画は僕は名作だと思っている
 他にラース・フォン・トリアー監督奇跡の海ダンサー・イン・ザ・ダークドッグヴィルなど衝撃的問題作などもある
 そして今回紹介するのが最近ハリウッドでベニチオ・デル・トロやハル・ベリーの二大スターが出演した悲しみが乾くまでを撮ったデンマークの女性監督スザンネ・ビアの作品であるある愛の風景
 しかしこの映画のタイトルは駄目だこのタイトルから皆さんはどのような映画を想像するかわからないけれど、映画の内容はハードで描き方も女性が監督をしていると思えないほど非常にパワフルな内容
 もし、自分がこの主人公だったら果たして・・・それではストーリーを紹介しよう
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 12時間後(?)に支援のためにアフガンニスタンへ向かおうとしている軍人であるミハエル(ウルリク・トムセン)は、その間に弟のヤニック(ニコライ・リー・カース)を刑務所へ迎えに行く
 兄のミハエル(トムセン)は少年時代から成績、スポーツ万能で両親の自慢の息子であり、妻サラ(コニー・ニールセン)と2人の幼い娘がいる良き夫で、良き父親だった
 一方、弟のヤニック(カース)は兄とは正反対の性格で、酒を飲むだけで仕事もする気が無くそして銀行へ押し入って女性に銃を突きつけたために服役していて、出所するところだった

 兄のミハエル(トムセン)の歓送会を家族で開かれ、弟のヤニック(カース)の長い刑期のために久しぶりに家族が揃うが、ヤニック(カース)は父親から責められ居所が悪かった
 ミハエル(トムセン)は愛する妻のサラ(ニールセン)と娘2人に暫くの別れの抱擁を交わす

 アフガニスタンにおいてミハエル(トムセン)は到着早々にデンマーク出身の電気通信係の男が、アルカイダの捕虜になっており早速救出作戦に向かうが、途中でミハエル(トムセン)の乗った戦闘機はアルカイダによって爆破される

 デンマークにいたサラ(ニールセン)の元に夫のミハエル(トムセン)の死亡が伝えられる遺体の無いままの葬儀を済ますサラ(ニールセン)や娘たち、両親、そして弟のヤニック(カース)だった
 夫の居ない生活に寂しさを覚えたサラ(ニールセン)は、夫のミハエル(トムセン)の弟のヤニック(カース)を今まで単なる暴漢だと思っていたが、ヤニック(カース)の優しさを知り、そしてヤニック(カース)もサラ(ニールセン)のために献身的になり、兄のミハエル(トムセン)とサラ(ニールセン)の娘2人の良き遊び相手になっていた
 しかし、サラ(ニールセン)とヤニック(カース)は義姉弟の間柄であったが、いつ愛し合う関係になっても可笑しくなかった雰囲気がある

 アフガニスタンにおいて死んだと思われていたミハエル(トムセン)は奇跡的に生きていたが、アルカイーダの捕虜になってしまっていたその収容所においてミハエル(トムセン)は、数名の捕虜を見ることになり、そして探していたデンマーク出身の電気通信係の男と出会うことになり、ミハエル(トムセン)は彼から妻や生まれたばかりの子供の事を聞かされる
 絶望的になっているこの電気通信係の男に必ずデンマークに帰れると勇気づけるミハエル(トムセン)だったが・・・

 サラ(ニールセン)の元に、夫のミハエル(トムセン)が生きていた連絡が入る早速サラ(ニールセン)や娘2人、両親、弟のヤニック(カース)が飛行場に迎えに行く
 しかし、アフガニスタンから帰って来たミハエル(トムセン)は以前とはまるで別人になっていた娘2人に優しかったのが直ぐに娘に怒り出し、弟のヤニック(カース)とサラ(ニールセン)の仲を疑い、すっかりかつての悪だった弟のヤニック(カース)に対して娘2人がなついているのもミハエル(トムセン)にとって面白くなかった

 ミハエル(トムセン)はついに妻サラ(ニールセン)に対して暴力的になり、慌てて駆けつけた弟のヤニック(カース)に対しても暴力的になる
 果たしてミハエル(トムセン)が経験したアフガニスタンでの出来事とは・・・映画を観てください

 良き兄貴と悪童の弟があることをきっかけに良き弟とすっかり変わってしまった兄に変わってしまう逆転現象がこの映画の大きなポイント兄が死んだことにより、弟が改心して兄の妻と娘に対して善意から仕事を見つけ、そして兄の家族のために献身的になっていく
 そこへ実は兄は生きていたが、兄が捕虜になっているときに犯した行為がトラウマとして兄について回る
 果たしてアフガニスタンで兄に何があったのかその行為はやはり戦場と言う場所において仕方の無い行動だったように思う
 戦争において悪の行動が一転した善の行動になることが恐ろしいし、また戦場では善の行動だったが、日常的な生活においてそれは一生トラウマとして生きていかなければならないことは非常に辛いことである
 この家族の崩壊、そして僅かな光を求めて再生に向かおうとするこの映画は人間ドラマとして傑作です

 今回紹介したある愛の風景は今年、マイ・ブラザーという題名でハリウッドでリメイクされて、日本でも現在公開されているハリウッドでリメイクされるぐらいだからこの映画が名作なのは間違い無いだろう

 しかし、このような重厚な人間ドラマを生み出すデンマークは、やっぱり今回のサッカーのW杯において強敵だと感じる

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ににんがにん (くわーくす)
2010-06-18 08:21:52
にん にん にににん ににににん
(要約)
今日も元気に頑張ろう
返信する
くわーすさんへ (ディープインパクト)
2010-06-18 22:14:01
 今日もありがとうございました来週もよろしくお願いします。
返信する

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