褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 救命艇(1944) 心理的サスペンスをヒッチコックが描く

2010年06月26日 | 映画(か行)
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ
     
 人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします

 僕はアルフレッド・ヒッチコックの映画は好き
 サスペンスの神様と呼ばれる監督なだけにハラハラドキドキする映画が彼の魅力か?と言えば、ちょっと違う感じもする
 実験精神旺盛な映像表現における巧みな演出、そして今の映画監督がサスペンス映画を撮るときに欠けているユーモアが彼の魅力である
 そして時にその実験精神旺盛なゆえに、今の映画からは考えられないくらいバレバレの合成の映像処理は欠点と言うよりも、ヒッチコックらしい余裕を感じる
 今の映画監督は観ている人々をとにかく恐怖心を煽ることしか考えていないようで、映画作りという点で全く余裕が無いのが残念だ
 実は今回の救命艇という映画は今回初めて観る
 舞台は海に漂う狭い船の中に数名の男女の心理がナチスドイツを絡めて描かれているが、この設定で思い出す映画がロマン・ポランスキー監督の水の中のナイフ
 まさにこの映画はほとんどヨットの中だけを舞台に1組の金持ち夫婦と、これから未来を切り開こうとする若者の3人だけが登場する傑作心理サスペンス
 舞台設定は似ていても、この2作品は感じ方が大きく違う”水の中のナイフ”があくまでも乾いたタッチでありいかにも映画評論家には好まれそうな作品だが、単純に映画を娯楽として考えている人には少し物足りない作品かもしれない(是非、観て欲しい作品ですが
 その点でヒッチコック監督は観る側のツボを心得ているようで観客が何を期待しているかこの映画でもわかっているような場面が見られる
 狭い船の中において、ヒッチコック監督は何処に現れるのか?それでは救命艇を・・・
救命艇 [DVD] FRT-108

ファーストトレーディング

このアイテムの詳細を見る


 第二次世界大戦中、イギリスへ向かう旅客船がドイツのUボートから攻撃を受けて沈没する 
 旅客船の破片が海に飛び散っている所へ、1隻の救命艇が現れる
 救命艇に乗っている女性はミンクのコートを着ていて、高価なブレスレットをしていてとても沈没していた旅客船に乗っていたとは考えられない振る舞いをしている
 そんな彼女が乗っていた救命艇に沈没していた旅客船から1人の男が泳いできたその姿をカメラで撮る女性
 彼女は世界中を飛び回ってスクープを探している記者であるコニー(タルーラ・バンクヘッド
 そんな1隻の救命艇に次々とイギリスへ向かう旅客船からの遭難者が現れてくるその人々は様々な職業、身分の人々であったところが最後に敵国のナチスドイツの男が乗ってきたことから、狭い救命艇の内部に居た8人?の間で緊張感が走る

 敵国であるナチスドイツの男の扱いをどうしようかと議論する旅客船の人々だったが、救命艇が嵐に遭いその時リーダーシップを発揮したのはこのナチスドイツの男であった
 救命艇に乗っている人々はイギリスへ向かおうとするが、彼らは今どの場所に居るのかわからない仕方なくナチスドイツの男の言う方向へ向かっていく救命艇だったが・・・果たして救命艇の乗客たちの運命は

 そして、ヒッチコック映画の名物である監督自身はこの狭い救命艇においてどこに現れてくるのか映画を観て確認してください

 冒頭のショットで船が沈んでいくシーンが印象的前述した映画”水の中のナイフ”では、老夫と若妻の金持ち夫婦がヨットで休日を過ごそうとしている所に、全く面識の無い大学生が一緒にヨットに乗り込んでくることによって、倦怠期であった夫婦関係の冷めた関係が露になっていくところが面白い映画だったが、このヒッチコックの”救命艇”は敵国ドイツの兵士が現れたことによって、一挙にスリルが出てくる
 しかし、この映画が製作された時期が第二次世界大戦が終結しようとしていた時代のためか、やたらナチスドイツ批判しているシーンが多いのがこのサスペンスムードを白けた気分にさせてしまっているのは残念だ
 狭い空間におけるそれぞれの人物の心理的葛藤、救命艇に襲い掛かる嵐、そしてこのナチスドイツ人の怪しい行動、そして乗客の中に脚を負傷した男性の存在などたくさんの見所はある
 いわゆる密室劇の映画作品において、前述した"水の中のナイフ”や十二人の怒れる男に比べると、内容的に劣る気はするが、ヒッチコック監督の実験精神旺盛なこの映画はヒッチコックの映画が好きな人には非常に興味深い作品です

にほんブログ村 映画ブログへ

人気blogランキングへ    
     
 人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします


  
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競馬 宝塚記念予想 ブエナ・ビスタ本命

2010年06月26日 | 競馬予想
にほんブログ村 競馬ブログへ
人気blogランキングへ

 やっぱり本音が出てしまう今回の宝塚記念の予想は超簡単
 ブエナビスタがここでは強いと思う
 しかし、予想が簡単の時ほど結果が伴わないのが最近の僕の傾向しかし、今回は流石に馬券を外すことは考えづらいしかし、本命サイドで決着して配当が安くなりそうなのが怖いね
 馬場は道悪の影響が残りそうだそして恐らくスローペースである程度は前でレースを運ぶ馬でないと厳しいレースになりそうだ
 それでは馬印と各馬についてコメントを述べよう
 ◎ 8 ブエナビスタ
 ▲ 2 アーネストリー
 ▲ 5 ナムラエクセレント
 ▲10 ジャガーメイル
 △ 9 ロジユニヴァース
 △13 フォゲッタブル
 △16 アクシオン
 × 4 スマートギア
 × 6 セイウンワンダー
 ×17 ナカヤマフェスタ

 人気しそうで要らない馬
 18 ドリームジャーニー

 僕の本命は8番のブエナビスタを挙げる
 道悪の馬場になりそうだけれど、道悪は下手ではないと思うスローペースの流れになると思うが横山ジョッキーならそれなりの位置取りでレースを進めることが出来そうだ
 恐らく1番人気だと思うけれど、ちょっとこの馬に逆らえる材料がない外国帰りだった前走のヴィクトリアマイルより調子は上がっている今回は改めて現役最強馬であることを示す

 恐らくブエナビスタが勝つと思うけれど、油断はしないもしブエナビスタに勝つ可能性があるとすれば次の3頭だろう
 まずは2番のアーネストリーを挙げる前走の金鯱賞は休養明けだったが、2番手からの押し切りスローペースの展開に恵まれたが、今回もスローペース濃厚にして位置取りは前走と同じく2番手か、もしかしたら逃げる可能性もある
 阪神コースの内回りもこの馬に向きそうもしかしたらブエナビスタに勝つかも

 次に5番のナムラエクセレントを挙げる前走の金鯱賞はジョッキーのテン乗りが響いたのか、折り合いが全く付かなかった今回はこの馬の主戦ジョッキーの小牧太に戻るし、今回のスローペースを考えたらこの馬が逃げると思う過去のレースで逃げてぶっちぎって勝ったこともあるからねもしこの馬が逃げるようならスローペースを味方に逃げ切るかも

 次に10番のジャガーメイルを挙げる前走の天皇賞(春)はレベルが低いメンバーだったが、この馬の強さに疑問の余地はないだろう
 2走前の京都記念ではブエナビスタを相手に接戦を演じている
 前走でGⅠレースを制して勢い、そしてようやく目覚めた?能力が開花したかもしれないことを考えると実力でブエナビスタに勝てるかも 

 勝つのは厳しいが2着ならありえる馬を挙げよう
 まずは9番のロジユニヴァーズを挙げる日本ダービーを制した馬が長い休養期間を経て前走の日経賞でとりあえず、無事な姿を見せることは出来たしかし今年の4歳馬のレベルが低いねこの馬はレースにおいて器用な馬だから今回は前の位置で立ちまわれるのは有利
 阪神コースも経験しているし、復活する舞台は整ったけれど勝つまでは厳しいだろう

 次に13番のフォゲッタブルを挙げる前走の天皇賞(春)はギリギリ間に合った感じだったが、流石にGⅠレースを勝てるような状態では無かった
 しかし、今回は前走よりは状態は良いのは間違いないしかし、新たな弱点を露呈してしまったスタートが不安だ
 前走ぐらいの出遅れをやってしまうと流石に勝てないしかもジョッキーが蛯名ジョッキーだと、やっぱりエビナスペシャル(出遅れ)のイメージが・・・
 しかし普通にスタートを決めたとしても長距離レースでもない今回は中団より後方でのレース運びになると思う勝つのは厳しいか

 次に16番のアクシオンを挙げる去年の暮れの鳴尾記念のレースが異様に強い内容だったあのレース内容からはGⅠ級の能力を感じた
 前走の金鯱賞は休養明けで状態が完全ではなかったと思う
 しかし休養明けを叩いた今回は要注意の馬折り合いに問題があるだけに、この外枠は気分良く走りすぎてしまうと心配だが、2着には押さえたい馬

 それでは三連単の端っこ(3着)なら来ても驚けない馬を挙げよう
 まずは4番のスマートギアを挙げる今回はスローペースで後方からのレースになってしまいそうなだけにあんまり強く推せないが、この枠順なら道中はインで脚を矯めて、最後の直線はヤケクソで最内を突っ込んでくれないかな
 末脚の破壊力だけならこのメンバーに入っても見劣りはしない阪神内回りコース、展開不向きと不安材料だらけだが、3着なら来ても驚けない末脚を持っている

 次に6番のセイウンワンダーを挙げる前走のエプソムCを勝っての中1週の厳しいローテーションだが、特に気にしなくても良いだろう
 しかし、この馬はGⅠレースではとにかく目をつぶってでも3着には押さえる

 次に17番のナカヤマフェスタを挙げる去年の菊花賞では、相当なダメージを受けたようだが休養明けの前走は非常に強い内容
 休養が非常に良い方にでたようだ今回とは相手関係が比較にならないが、前走の走りを見た感じでは今回非常に楽しみ3着に飛び込んできても驚けない

 人気しそうで要らない馬について
 18番のドリームジャーニーだが、去年の宝塚記念の覇者であり、有馬記念を制しているドリームレースに滅法強い馬だが、今回は不安だらけだ
 今回はスローペースになりそうなだけに末脚不発の可能性がかなり高いそれに馬場状態もこの馬にとって気になる材料だ
 天皇賞(春)を回避したのも不安材料今回は調教で坂路を使ってきたが、このパターンはこの馬には珍しいもしかしたら馬体が太めなのかもしれないね(調教後の馬体重からは大丈夫そうだけれど?)
 不安材料が多すぎるので今回は斬ってしまう

買い目 三連単フォーメーション
 1着 8
 2着 2、5、9、10、13、16
 3着 2、4、5、6、9、10、13、16、17

買い目 三連単フォーメーション
 1着 2、5、10
 2着 8
 3着 2、4、5、6、9、10、13、16、17     合計 72点

にほんブログ村 競馬ブログへ
     
 人気ブログランキングに参加しております。どうかクリックお願いします。



 



 

 

 

 

 

 

  
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする