褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 やかまし村の子どもたち(1986) 自然の中に生きる子供たち

2010年06月06日 | 映画(や行)
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 現在、僕の最もお気に入りの映画監督と言えるのがスウェーデン人監督のラッセ・ハルストレムです
 彼が監督した映画なら外れが無いという安心感がある現在はハリウッドでギルバート・グレイブショコラサイダーハウスルールのような心暖まる作品を連発しているけれど、僕に取って彼の映画作品は癒し系の映画です
 彼がハリウッドで映画を撮る以前の母国スウェーデン時代の最も有名な作品はマイライフ・アズ・ア・ドッグだろう
 まだ小学生の男の子の成長する姿を犬の死、少女との出会い、母との別れを通してみずみずしく描かれていたこの映画は、まさにラッセ・ハルストレム監督らしい、淡々と見せるストーリー、ユーモアなどハリウッドに拠点を移してからも見られる作風があった
 そして今回紹介したいのが、彼のスウェーデン時代の映画で『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』の次作にあたるのがやかまし村の子どもたちです。 
 実は彼のスウェーデン時代の監督作品は『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』しか観ていないというか、知らなかったけれど最近、彼の映画を観ていなかったので何を観ようかと調べたら、日本のホラー映画みたいなタイトルに惹かれて観たけれど・・・それでは作品紹介をしよう
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 スウェーデンの田舎のやかまし村そこには3世帯しか家が無く、小学校に行っているのは子供たちは6人だけ(男3人、女3人)しかいないあと1人まだ小学校にも入れない幼い子供が1人いるだけ
 そして小学校では今から夏休みに入ろうとしている夏休みを楽しみにしていた、やかまし村の子どもたち6人は、長い休暇を利用して湖や冒険などをして遊ぶことになる
 そのやかまし村の子どもたち6人を中心に、大人たちが絡んでストーリーは淡々と進むだけの話で、夏休みを通して子どもたちの活き活きとした姿は映画を観てください

 かなり短い内容になってしまったけれど、子供たちの夏休みの姿を色々な出来事を通して描かれているストーリーこれが非常にユーモアにあふれ、美しい自然を背景にストリーが進むだけ
 しかし、この村のまだ小学生の6人の子どもたちの逞しく自然と戯れる姿は、現在の日本の子どもたちに見られない姿がある
 子どもたちが釣りに行ったり、隣の村へ買い物に子どもたちだけで行くのに親たちは少しも心配していないこの映画で描かれている社会には子供の誘拐事件は全く存在しないかのようだ
 子供たちがザリガニを大量に取るシーンでは小学校の女の子でも平気でザリガニを捕まえたり、子供たち6人が噂で水の精が居ることを聞いて夜中に(スウェーデンの夜は日本と違って明るい)森の中へ入っていったり、またこの6人の子供たちだけで家を出て、近くの藁が敷いている納屋に寝に行ったりする姿に子供たちの逞しさを感じる

 そしてこの6人の子供たちに絡む大人たちが非常に魅力的である優しい親たちや、優しい隣村の商店を営む主人のやかまし村の子どもたちに対する優しさ、酒ばかり飲んでいて、怖そうな靴職人のおじさんも魅力的な人物である
 このような大人ばかりなら、子供たちが自由にのびのびと育つのもよくわかる
 大自然と溶け合う子供たちのユーモアや逞しさがあり、日本のひ弱な子供たち、また日本の口うるさい、しつけか虐待かわからないような親の教育、そして大人たちの子供に対する接し方
 今の日本人が理想とする姿がこの映画に見れることが出来ると思います

 そして今回紹介したやかまし村の子どもたちは児童小説の映画化です
 興味のある人は下記からお願いします
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