褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 es[エス](2001) 実話を基にした実験

2010年06月21日 | 映画(数字、アルファベット)
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 世の中、恐ろしい実話の話はたくさんある映画というのは闇の実話の部分を知ると言ううえでは非常に役に立つ媒体の役割を果たしている
 最近観た父の祈りをと言う映画では実際にあった冤罪事件を扱っているが、冤罪なのに15年間刑務所で過ごしてしまう人生とは
 他にもセルピコと言う映画は実在の刑事を取上げた映画もあるが、汚職まみれのニューヨーク市警において正義感の強い刑事が、1人で警察内の汚職に立ち向かうストーリーだったがアメリカの警察の汚職を描いた映画はセルピコ以外にもたくさん見受けられる
 そして今回紹介するes[エス]は恐るべき人間を実験台にした映画この映画はドイツの映画だけれど、実際のモデルはアメリカのスタンフォード大学で行われた心理学的なスタンフォード監獄実験を基にしている
 果たしてどのような実験がスタンフォード大学で行われたのかは後で述べるとして、ちょっと僕もある実験を試したいと思う
 江戸時代、江戸城の大奥が舞台ちなみに僕が将軍の役をするとして、大奥にいる女性を世界中から100人ぐらい僕の好みの女性を選ぶ
 果たしてどのような事が起きるのか・・・
 ここから何の実験結果が得られるのかそして、このような舞台設定での実験に何の意味があるのか自分でもよくわからないけれど・・・
 それでは人間の隠れた本質を暴き出したes[エス]を紹介しよう
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 タクシーの運転手兼新聞記者のタレク(モーリッツ・ブライブトロイ)は新聞の広告を目にする
 それは被実験者を求める記事であり、拘束2週間、場所は大学の模擬刑務所、4,000マルク(?)という高額な報酬だった
 早速この記事を目にしたタレク(ブライブトロイ)は裏に何かがあることを感じ新聞記者における上司と相談してこの実験に参加する
 実験の場所に行くと、高額な報酬を目当てに参加している人間が多数いたが、最終的に20人が被実験者として残るもちろんその中にはタレク(ブライブトロイ)も居た
 そして、その20人は10人の看守役と10人の囚人役に分けられるタレク(フライブトロイ)は囚人役に選ばれた

 最初はみんなが気楽に話し合っていた仲だったのが、やがて看守役と囚人役で演技をするだけだと思われたのが、やがて看守役はそのまま役になりきり、反抗的な囚人役に対して暴力行為を起こすようになる
 この様子を見ていた教授たちは、このままでは取り返しの付かないことになりそうだったので、実験を中止しようとするが1番の責任者の教授はそのまま実験を続行する
 やがて看守役と囚人役で想像を絶する状態になり・・・この悲惨な実験の行方は、映画を観てください

 普通の一般人が役を与えられることにより、その役になりきってしまうこのような実験が実際に行われ、また人間の本質を暴きだした問題作と言えるだろう
 しかし、刑務所の看守役と囚人役に分けるという設定が悪すぎる看守役は徹底的に管理主義に考えが凝り固まってしまい、自分の任務をはたそうとするためには暴力も辞さない
 また囚人役は最初こそは看守役に対して反抗しつつも、次第に看守役の言いなりなっていく
 しかし、ラストはサスペンスタッチで描かれているのは映画として面白さを見せるためだと思うけれど、少し後味の悪さは残る最後の展開は少しやり過ぎだと思うのは僕だけかな
 ちなみに監督はヒトラー~最後の12日間~で世間的に賛否両論はあったと思うが、人類史上最大の殺戮者アドルフ・ヒットラーをあくまでも人間的な部分にまで突っ込んで描いたオリヴァー・ヒルシュビーゲル
 しかし、この映画を見ると人間の性格というのは本質的な物ではなく、経験から来る方が大きいように感じる

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コメント (5)
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