褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 未来は今(1994) コーエン兄弟の作品だけれどフランク・キャプラの作品に似ているね

2008年08月26日 | 映画(ま行)
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 僕はコーエン兄弟の作品が好きだけれど、この映画は実はコーエン兄弟の監督作品で唯一映画館で観た作品
 そして今回は、2回目を観たのだけれど驚いたことに、フランク・キャプラ監督の諸作品から驚くほど引用しているのではないかと思われる作品だった
 どんな映画でも2回も観ると、1回目では気付か無かった事が気づく事があるまあ、確かに何回観ても意味不明の映画もあるけれどね(例えば、2001年宇宙の旅

未来は今

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 さて、内容だけれど時代は1950年代の設定冒頭のシーンで大晦日の日にハドサッカー産業社の44階の壁にはいつくばっているノーヴィル(ティム・ロビンス(画像下))がいる
 そしてシーンは一転して過去に戻る大学出のノーヴィル(ロビンス)だが、就職活動中なかなか就職先が決まらないが、コーヒーカップの円形の跡が付いた部分にハドサッカー産業社の郵便物係が就職を募集していた。
 とりあえず、ノーヴィル(ロビンス)はそこに働くことになる。しかも、そのコーヒーカップの円形の跡からあるアイデアが彼には浮かんでいた

 そんな時ハドサッカー産業の44階で、重役会議が行われていた会社の1人が業績を発表しているが、まさにハドサッカー産業は順調そのもの
 しかし、何を思ったかハドサッカー社長(チャールズ・ダーニング)は、長~イ机の上に立ち上がり、助走をつけて44階から飛び降り自殺をしてしまう
 これには大慌ての重役のマスバーガー(ポール・ニューマン(画像下))たち社長は遺書を残さずに自殺したため、会社の規則で社長の保有する株券が市場に開放されることになったからだしかし、そこは切れ者のマスバーガー(ニューマン)だ彼は無能な傀儡社長を立てて、会社の評判を落とし株が最低値を記録した瞬間に重役たちで、自殺した社長の株を買い占める作戦に出た
 そんな時郵便係りにブルーメールが届く。何故かこのブルーメールを見て社員達は恐れている結局新人の何もわかっていないノーヴィル(ロビンス)に押し付ける形でブルーメールを重役のマスバーガー(ニューマン)の所に持っていく次期社長を誰にしようかと考えていたマスバーガー(ニューマン)は、天然ボケのノーヴィル(ロビンス)を新社長にする

 この動きに女性新聞記者のアーチャー(ジェニファー・ジェイソン・リー)は、ハドサッカー社の陰謀を嗅ぎ付け、ノーヴィル新社長(ロビンス)に近づき、彼の秘書になる事に成功するそして、アーチャー(ジェイソン・リー)は彼の無能振りを新聞記事にして、マスバーガー(ニューマン)の狙い通りハドサッカー社の株が下がってくる
 しかし、アーチャー(ジェイソン・リー)は純粋な心を持ったノーヴィル新社長(ロビンス)に惹かれていくこのシーンはフランク・キャプラ監督の、‘スミス都へ行く’の引用だね
 そしてアーチャー(ジェイソン・リー)は、ハッカー社のシンボル的な時計を操作しているモーゼ(‘十戒’のモーゼを連想させるねウィリアム・コブス)から、マスバーガー(ニューマン)の陰謀の全体を知ってしまう
 そして、アーチャー(ジェイソン・リー)は、ノーヴィル新社長(ロビンス)に同情し、今こそアイデアを出す時だと諭すのである
 しかし、そのアイデアは何と単なる丸い輪、フラフープ        
 最初こそまるで売れなかったが、店の主人がこの全く売れないフラフープを投げ捨てると、そのフラフープを拾った少年が見事に腰を使って廻し、また色々な技を披露するそれを観てた少年達は店にフラフープを買いに行くと、たちまち大ヒット一躍、時の人になったノーヴィル新社長(ロビンス)だが、やはりそこは世間知らずんの坊ちゃんだねノーヴィル新社長(ロビンス)は浮かれ放題になっちゃった
 そこでマスバーガー(ニューマン)はフラフープは誰かのアイデアを盗用したものと世間に公表し、そしてノーヴィル新社長(ロビンソン)にアーチャー(ジェイソン・リー)は、実は新聞記者であるとばらしてしまう
 そして、ハドサッカー社の株は下落し、アーチャー(ジェイソン・リー)に裏切られたと思ったノーヴィル新社長(ロビンス)の取った行動は・・・
 冒頭のシーンにここで戻る責任を感じたノーヴィル新社長(ロビンス)は44階から飛び降りようとしていたのだ
 そして、ノーヴィル(ロビンス)は飛び降りたところが、その時奇跡が起こるこのシーンはフランク・キャプラ監督の‘素晴らしき哉、人生’の引用だ
 どんな奇跡が起こるかは、映画を観てください

 それにしても、綺麗な構図だねハドサッカー社の大きな丸い時計、丸いフラフープ、そして新しく発明する丸い・・・おっと、ネタバラシになるから書かないでおこうそれから、最初にハドサッカー社の社長(ダーニング)が自殺用に使用される長い机、そしてノーヴィル(ロビンス)が飛び降りて自殺するシーンは見事に縦の線を使っているなんと言っても、最初のシーンが最後のシーンと重なってしまうシーンはこの映画の面白いところそこは、クエンティン・タランティーノ監督パルプフィクションを思い出させるね
 それにしても、良質なラブコメディーこれまた、コーエン兄弟を褒めないと仕方無いね
 もっと彼の映画は評価されるべきだし、日本でも彼の映画の評価が低いのが、残念で仕方ないねみんな、もっとコーエン兄弟の作品を観てくださいお勧めは、バートンフィンクミラーズ・クロッシング(ブログに掲載)オー・ブラザー(ブログに掲載)バーバー(ブログに掲載)ビッグ・リボウスキー(ブログに掲載)それから、ジョージ・クルーニーのファンの人ならディボース・ショウ(ブログに掲載)あたりかなちょっと、多過ぎかな
 そうだ、僕の一番好きなコーエン兄弟の作品ファーゴを忘れてた

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