褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 マルコヴィッチの穴(1999) 奇想天外なストーリー

2010年02月10日 | 映画(ま行)
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 なかなか面白い映画というのはあるもんだねこの映画は昔からあるのは知っていたけれど、あのジョン・マルコヴィッチの顔だらけのジャケットを見ていると、レンタルしようと思っても手が勝手に止まってしまうから今まで観ることが無かった
 もし、これがキャメロン・ディアスの顔だらけのジャケットならとっくに観ていただろう
 しかし、このタイトルのようにジョン・マルコヴィッチ自身が本人役で出ているが、かなり奇想天外のストーリーが繰り広げられているが、監督はスパイク・ジョーンズ
 実は僕は彼の監督作品を観るのは始めてだけれど、現在彼の監督作品でかいじゅうたちのいるところという映画が公開されている
 監督作品はこれが初めて観る映画だけれど、実は僕が彼が出演している映画を観たことがあるそれは異色戦争映画といって良いだろうスリー・キングスという映画
 この映画のスパイク・ジョーンズが非常に印象的な役を演じていたが、まさか彼がこの映画の監督を務めていたとは思わなかったそれにしてもこの映画を今まで観ていないとは不覚
 それでは、奇想天外なストーリーが起こるマルコヴィッチの穴を紹介しよう
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 売れない人形師のクレイグ(ジョン・キューザック)とペットショップで働くロッテ(キャメロン・ディアス)は貧乏暮らしを強いられている夫妻
 クレイグ(キューザック)は妻のロッテ(ディアス)の勧めもあり、パンフレットに手の器用な人を求むとの求職の記事を目にし、彼はまさに人形師としての人形を自分で作ったり、その人形を自分で操ったり、まさに手は器用
 早速彼はその会社のビルへ行くが、その会社はビルの71/2階
 ところがエレベーターに乗ってみたものの、71/2階は無いようで・・・

 一緒にエレベーターに乗っていたおばさんの助けもありクレイグ(キューザック)は無事に会社の面接を受ける事が出来、合格するが彼の仕事はファイル整理
 
 ところが彼は会社の事務室の部屋を掃除していると、偶然にも古くからあるドアを見つけるそのドアに入っていくと、なんとそれはマルコヴィッチ(ジョン・マルコヴィッチ本人)の頭の中、彼の滞在意識の中に通じる扉だった
 しかし、マルコヴィッチの滞在意識の中にいられる時間は15分だけ15分経つと、会社の近くの道路に面した野原に飛び降りてしまう

 クレイグ(キューザック)はこのマルコヴィッチに通じる穴があることを、会社の上司であり、美人OLのマキシン(キャサリン・キーナー)に報告する
 マキシン(キーナー)もクレイグ(キューザック)と同じようにマルコヴィッチに通じる穴を通って、クレイグ(キューザック)と同じ経験をする

 クレイグ(キューザック)とマキシン(キーナー)は、このマルコヴィッチに通じる穴を利用して商売を始めるこれが大うけ
 やがてクレイグ(キューザック)は妻のロッテ(ディアス)にもマルコヴィッチに通じる穴を教えてしまうが、なんとそこにはマルコヴィッチの目を通してマキシン(キーナー)が居た
 かつてロッテ(ディアズ)はマキシン(キーナー)と出会ったときに、ロッテ(ディアズ)は自分がレズンビアンである事を悟り、ロッテ(ディアズ)はマキシン(キーナー)を見て大興奮

 しかし、やがてジョン・マルコヴィッチ自身が近頃、何か変だと言うことを友人のチャーリー・シーン(本人役)に相談するが・・・やがてマルコヴィッチ自身もそのマルコヴィッチに通じる穴の存在に気が付いてしまった
 そして、マルコヴィッチ自身がマルコヴィッチ(自分自身の滞在意識)に通じる穴に入ってしまうが・・・
 そこにはマルコヴィッチ、マルコヴィッチ、マルコヴィッチ・・・まだまだ続く奇想天外な出来事は、映画を観てください

今やジョン・マルコヴィッチと言えば、最近でもコーエン兄弟バーン・アフター・リーディングにも出演している等、大スターだがこの頃は、たくさんの映画には出演していたけれど脇役で個性を放つ演技派だった
 しかし、この映画の彼の演技とはいえ、凄い切れっぷりロバート・デ・ニーロが脇役で楽しそうに演じていたスター・ダストを思い出した

 しかし、奇想天外のストーリー、これがキャメロン・ディアズと思ってしまう、あるいはいかにも映画ファンならあのフェデリコ・フェリーニの名作の8・・・を思い出させる71/2階のシーン
 確かにチャーリー・カウフマンの脚本による功績の大きさもこのような面白い映画が出来上がったのは確かだけれど、所々の演出はやっぱりスパイク・ジョーンズの演出力の素晴らしいところを感じる映画ですね

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4 コメント

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マルコヴィッチマルコヴィッチ (にゃむばなな)
2010-02-11 16:44:52
これぞ奇想天外という言葉が相応しい映画ですよね。
特にジョン・マルコヴィッチがあの穴に入ったあとのくだりは最高でした。

ちなみにこの映画の製作裏をセルフパロディにした『アダプテーション』も無茶苦茶ですので、ご機会あれば是非。
返信する
こんにちは。 (アスカパパ)
2010-02-12 12:00:00
これは10年前に観た映画ですので、詳しい内容は忘れかけていました。それで、当時どのようなことを書いたのかなぁと、私のブログ内を検索しましたがありませんでした。(汗)
おかしいなぁと思い、ノートを紐解きますと、「風変わりで難解な映画。不死がテーマは判るけど。」とだけメモしていました。ブログに発表していないわけが判明しました。(笑)
ディープインパクトさんのレビューを今読ませて頂きますと、果たして不死がテーマだったのか?との疑問も生じて来ました。機会があれば見直したいです。
ほんとうに、奇想天外という言葉だけは、ピッタリ似合う映画だったことだけは確かですね。
返信する
にゃむばななさんへ (ディープインパクト)
2010-02-12 12:59:29
 アダプテーションという映画も名前だけは聞いたことがあります。
 私は社会派映画が好きですが、映画というのはジャンルに捉われずに面白い映画は面白いところが良いですね。
 スパイク・ジョーンズ監督は今回の『マルコヴィッチの穴』で興味を持ちましたので、近いうちに『アダプテーション』も観ます。
 しかし、この映画の脚本も元々マルコヴィッチを想定されて書いたとは
 貴重な情報ありがとうございました
返信する
アスカパパさんへ (ディープインパクト)
2010-02-12 13:01:56
 確かに不死がテーマとういうのはありますが、テーマ性よりもこの映画の奇想天外さに僕はビックリした映画ですね。
 だけど、映画は本当に色々な表現方法があって面白いと改めて思います。
返信する

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