glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

繕う

2021-03-02 13:11:54 | ひとりごと
 できる限り私物を整理しなくてはと思うのだけれど、なかなか廃棄できない。自分が作ったものはなおさらです。昨日は捨てようかと眺めていた古いデカパンを修理しました。あと1年夏の夜に着ようと思う。 

 
 


 このデカパンは幾年穿いたでしょうか。障がい者の作業所で働いていたころ、利用者にどんなどんなことをさせたら彼等は喜ぶかと悩みました。彼等は仕事に来ていると思っているので、もちろんお金(給料)が欲しい。だからと言って、工場の下請け仕事で働くのも嫌だし、楽しめる仕事をなんだろうかと。

 その中の一つが織物!ステンシルで作った絵葉書。絵葉書はボランティアの画家が指導してくれました。牛乳パックで作ったハガキを差し入れてくれる人もいました。織物もコースターなどを買い上げてくれる陶器屋さんもいました。指導員も色々と工夫しました。地域で藍染の講習があった時に藍染を習いに行って染めた布で縫ったのがこのデカパン。いわゆる藍を発酵させるのではなく発酵した藍をフリ-ズドライにしてあるものです。当時のこと思い起こすと捨てきれなくなります。裂いて織り物にすればとも思いますが、織り機に糸を張るのは大変でしょうし!

 今年の夏の夜はまたこのパンツで過ごします。今度はどこが破れるのでしょうか。穿いていた頃の思い出もいろいろあります。想い出はなかなか捨てられないです。



 土曜日に商店街で生のホッケを見つけました。とても新鮮だったので、塩少々と料理酒を振りかけておいて日曜日に干しました。
艶やかに仕上がっていました。貧乏暇なしとは私のことを言うのでしょう。
コメント
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