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生きること:過去と未来とエスペラントと

NASAのせいで道をお間違える!?

2012-07-04 06:49:46 | ケチケチドキドキカナダ旅行
 5月20日の昼食はモンモラシーの滝の上方に位置するレストランで取ることになっていました。みんなそれぞれの車に分乗してです。何しろキタさんはせっかちなようで、私たちの車がいち早く走りだしました。ヤジさんが運転しキタさんがカーナビを見て方向を支持します。5分くらい走ったところでオタワから来たD氏が方向が違うのではと言いだしました。反対方向に走ったようで途中で折り返しました。

 誰も道を間違えた事を咎めたりしていませんでした。でもキタさんが言うのです。僕がカーナビを見た丁度その時,NASAが周波数をを変えたのだ、だから機械が正確に指示できなかったのだと。その発想がおかしくてみんな笑いました。一人が言いました。でも、変更は約一ヶ月に一回ですよ。それについ最近変更になったばかりです。いや、テロリストの襲撃があるかもと思うとNASAはすぐに周波数を変えるよとキタさん。それからも彼は方向指示を間違えたのはNASAせいだという論を延々と続けました。初めはこの発想の面白さに笑っていた私たちもうんざりして黙りこみました。なんとなく気まづくなったままで、モンモラシーの滝の駐車場に到着しました。

 昼食はバイキング。美味しかったです。昼食後、集合写真を撮るとは知りませんでした。昨日メールでもらったMEKAROの機関紙に載っている写真には30人ほどしか写っていません。写真の時にいなかったと姉に叱られましたが、写っていないの私たちだけではなかったようです。

 さて食後、私と友人は散歩に出ました。滝を見下ろす遊歩道が木立の中に続いています。とにかく暑かったです。前日も、30℃くらいでしたし、この日も同じくらいだったでしょう。ペルセの寒さから一気に真夏日ですので体にこたえました。ノルマンドはこの滝の落差がどんなに凄いか、ナイアガラの滝よりも大きいのだと自慢げでした。私たちには滝に降りる体力も無く遊歩道を少し散歩しただけで滝を上から眺め、木陰に座っていました。ヤジさんキタさんが通りかかり4時に出発するといいました。早めに駐車場近くのベンチに座っているとワイン氏もやって来て、私たちの運転手はかなり気が短そうだから早めに来たよとつぶやいていました。
 車はあっという間にシタデルに着き、疲れた姉をベンチに残し、私たちは暑さの中をダラダラとシタデル散歩。展望台では少年(名はトーマス?)が疲れたおばさん達の要望にこたえて近くの水道から冷たい水を汲んであげていました。帰りは道のりを短縮しようと緑の芝生の上を心地よくまっしぐらに下りました。

 夕食はラヴァル大学の近くのレストラン。近くと言っても2キロぐらいあるでしょうか。姉と私はグループの中では年長者に入るとは思うのですが、他の人の体力は凄いですね。行きはノルマンドがレストランまで、帰りは妻のズラフカ(Zdravka zdの発音は難しい!)が寮の近くまで送ってくれました。

 この夜も足湯で疲れをいやしました。


モンモラシー滝の上には虹がかかっていました。ロープウエイもありますが、下りてから滝までの距離はかなりあるように見えました。


 暑かった!みんな陽気にビールです。
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インディアン村へ

2012-07-02 07:57:41 | ケチケチドキドキカナダ旅行
 5月20(日)、朝9時集合。直ちに車に分乗してインディアン村に出発です。ヤジ・キタの車に乗る事になったワイン氏に誘われて私も彼らの車に乗りました。ところが後からやってきた太ったD氏乗る車がないと乗ってきたので、後ろの席はぎゅうぎゅう詰でした。

ここのインディアンは土着民ではありません。闘いを逃れてオンタリオ州から避難してきたのだそうです。族長は才能あふれる人物だったようです。最初は猟をし生活を支えていたようです。この土地で毛皮は生きるために大切な物資でした。冬に不可欠なのはスノーシューズ(かんじき)でした。ホテル隣接する博物館にはスノーシューズなど展示されていますし、ホテルのソフアには頭部のついたオオカミの毛皮が敷かれていました。
 族長は新しく来る開拓者たちを助け、産業を興し村の発展に努めました。例えば木材の輸出、それが振るわなくなるとパルプ生産、そして今は精密機械とか言っていました。最後の部分は不確かです。参加グループはフランス語と英語のガイドの二手に分かれ、私にはノルマンドがかいつまんで通訳してくれましたので。

 この村の公用語はフランス語とインディアン語。道しるべなど標識にも2言語が書かれていました。ケベックには数十を超えるインディアンの部族が住んでいるそうです。言語も関連性がなくは文字化されていないため、この村のように学校で教えられることもなく、消滅しつつあるものが多いと言う事でした。
 この部族は早い時期にキリスト教に改宗したそうですが、面白いのは教会に十字架でなくスノ―シューズが飾られている事でした。


スノーシューズ。日本のマタギの使うカンジキは後ろの尻尾のようなものがなく竹製ですが、これは木製でした。
 

スノーシューズ教会の内部


 病弱で23歳で亡くなった少女。亡くなるまで朝な夕なに神への祈りを続けていたので死後聖女として教会に祭られました。


 水が豊富な土地でした。端から見える堤防の壁には神話らしい絵が描かれていました。このインディアンの守護神は亀だそうです。
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夕食はベジタリアンレストランで

2012-07-01 08:23:57 | ケチケチドキドキカナダ旅行
 5月19日(土)、旧市街散歩の後はノートルダム寺院の近にあるケーブルカーで高台に上りました。広場を散歩し、少々景色を眺めてレストランへ。
 レストランでは酒類は売っていなにが持ち込み自由とのこと。お酒が欲しい人は向かいにある酒屋に入ってゆきます。私も後を追いましたがフランス語どころか英語も話せません。X氏に助けてもらいました。ケベックのお酒を飲みたいと言うと甘いのが良いかドライが良いかとの質問。ドライと答えるとドライはフランス産しかないとの事でした。ペルセで飲んだケベック産があまりおいしくなかったのでフランス産にする事にしました。8ドルと10ドルのどちらがいい?10ドルをもらいました。X氏は私のはチリ産で8ドルだと、私の10ドルは高いというような目つきで云いました。レストランでも彼らがコルクを抜いている所に割り込んで栓を抜いてもらいました。これは10ドル。私のは8ドルと他の人にも話しています。飲みながらも言われたので味見しますかというといやこれは毎日飲んでいるワインだから・・・。こちらは姉と二人で飲むのです。彼のワインより安いのです!発音が難しくてどうしてもX氏の名前が覚えられなかったので、以後私たちは彼をワインさんと呼ぶこととなりました。

 日本人はお酒を他の人に薦めますが、ヨーロッパ系の人は招待した時以外は決して人に勧めけないのですね。肝に銘じておきましょう!

 時間がたってもルーシーが来ません。レイモンドが心配そうにしています。彼女は車で行くので一緒に来ないかと私を誘ってくれたのです。ケーブルカーは特に面白いわけでもなく景色も良く見えないままに数分で丘に到着してしまいました。ルーシーの誘いに乗れば良かったなと少々後悔しました。
 彼女は車を止める所がなく時間がかかったと言う事でした。

 他の人がまだ賑やかに食べて飲んでおしゃべりをしている時でしたが、レイモンドが私たち3人を寮に送ってあげると言ってきました。疲れている私たちは喜んでその申し出を受けました。車に乗る前にケベックで一番古い店に行かないかとルーシーが誘ってくれました。喜んで喜んで彼女に従いました。店は同じ通りにありました。まあ、昔の日本の雑貨屋のような店です。果物・野菜少々。目についたのは多種類のチーズです。明日の朝はチーズにしましょう!ケベックのチーズが欲しいと言うと店員は二種類のチーズを出し、これがケベック最高のチーズですと薄く切って、私たち三人に味見をさせてくれました。二人が私が選んで良いと言うので少々濃い味の方を選びました。翌朝パンにつけて食べたのですが本当に美味しかったです。姉に高級品だものと言われました。60gくらいで12ドルほどだったと思います。ケチケチ旅行中のささやかな贅沢です。
 姉がリンゴを買い、私と友人は胡椒挽きを買いました。

 足は棒のようになっています。さあ、今夜は足湯にします!と私が提案しました。シャワー室にバスが一つあるのですが、昨夜試したところ、このバスタブはお湯をためて数分たつと自動的にお湯が流がれる仕組みになっていました。そこでバスタブの穴にタオルを詰めて片足で抑え、足湯につかりました。翌日は足の疲れも取れていました。これは日本人の知恵ですね!


 ルーシとレイモンドは仲睦ましい夫妻でした。レイモンドは技術書を翻訳出版する会社に勤めており、顧客の中には日本の会社もいくつかあるそうです。


 ガラス製の胡椒・塩挽き。右に回すと胡椒、左に回すと塩を挽きます。楽しくてまた香りがよくて使っているうちにこんなに中身が減ってしまいました。32.87ドルでしたが、円高が進んでいたの2615円。私が買った一番高い品物です。どうして中身を入れ替えるのかいじくりまわしていたら、壊してしまうよ、中身が無くなってからにしたらと家人に叱られました。
 
コメント (3)
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