ノンカイトップから鉄道の駅のあるノンカイへ2キロほどの道を歩きました。セブンイレブンでビールと水を買いました。凄い埃です。黒覆面の異様なトゥクトゥクの運転手たちが声をかけてきました。
ノンカイトップからノンカイへは新しく建設されたような人気の無いまっすぐな道を歩きました。道の両側は枯れ木のような並木が続いていました。1本だけ花が咲いていたので走りながら撮りました。息子は私の歩く能力など考えずにどんどん歩くのです。
ノンカイ駅で自分の車両を確認する旅行者たち。駅員とても親切で聞きもしないのにやって来て私たちの車両まで案内してくれました。
寝台車は幅もあり、硬さも寒さも申し分ありませんでした。料金2100円ほど。乗客のほとんどが外国人です。一度トイレに行った時に大阪から来たという青年に声をかけられ一言二言言葉を交わしました。言い訳がましく息子と一緒なのと言わなくても良いことを言っていました。この急行列車は2時間遅れるのは普通だからという事でしたが定時、7時前ににバンコクに着きました。駅でコーヒーとサンドイッチの朝食をとり荷物を預け地下鉄で王宮行きのバス乗り場へ。行き交う人を眺めるとビニール袋に朝食らしき物を入れて持つ人が結構います。若い女性がお粥を入れて持っているのはあまり良い眺めではりませんでした。
バス停前にはこんな店が沢山ありました。奥にはテーブルとイスがあり買ったものを食べる事ができるようです。
王宮はありきたりですのでトイレについて一言。3回入りましたがノンカイでは3バーツ、バンコク駅では5バーツ、王宮では2バーツでした。切符を買うのもトイレに入るのも小銭が必要です。息子はチャック式のビニールの袋にザクザクと小銭を入れていて必要な時にすぐ出せるようにしていました。
有料トイレ。バンコク駅のトイレには便器で足を洗うなと書いてありました。王宮のトイレでは紙は篭に入れてくださいとあったのに籠がありませんでした。仕方がないので床においてきました。
若い頃訪れたトイレの数々を書いて好評だったことがあります。ヨーロッパの田舎の丸く穴を切り抜いた腰掛け式には度肝を抜かれ(大袈裟!)、書く気になったのだと思いますが、「あなたでなきゃ、あんなこと書けない」と言う人も居ました。下の話だからでしょう。
2キロの道のりは遠く無いかもしれないけれど、暑さが加算されると決して楽ではないですよね。
どちらが前か後ろか分かりませんが、壁におしりを洗うシャワーがありましたので、多分戸口をむくのでしょう!
風も無いのに、空中に漂う土埃で空が霞んでいました。喉と目が痛くなりました。息子はあっさりと乾季だからね。だからみんなマスクしているんだよ。
日本のトイレを体験したら、あまりの複雑さにビックリでしょうね。
娘が20歳のころ、宿泊しに来た中国人学生がトイレを始めて使うとき、「ウォシュレットの使い方説明したら」と、娘に言ったら「お母さん、(知らないと決め付けるなんて)失礼な言い方ね!」と言い返したこと、思い出しました。当時中国のトイレを知らない娘にとって、暖房便座・ウォシュレットトイレが普通であり、お母さん中国人をバカにしている、という風に捉えたようでした。たまたま物について発達度が違うだけで、異地域との違いを想像して、伝えることは、見下すこととは違うのに~~。
さて今はどうなっているでしょうね。
ヨーロッパ旅行では、いつもトイレを心配します。フィレンツェの中央市場など、あんなに人が集まるところなのに、トイレゼロ。物を売るより、有料トイレを運営したほうが儲かるのじゃない、と同行の長女がいったのを思い出しました。でもそうならないのは、業種と身分など微妙なものがあるのかも、と、これは推測です。ローマのコロッセォも、世界中から観光客がつまるのに、簡易トイレに長い行列状態で、日本ではありえない、と思いました。