熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

心臓に毛生え薬を

2013年09月17日 | チェロ
いろんな御縁で、老若チェロ女子が小さなホールに集い演奏しました。

って、老はワタクシだけですけど。

プロのピアニストの伴奏で人前でチェロを弾くのは初体験。
曲はクライスラー「愛の悲しみ」
テンポを揺らす箇所が多いのですが、どう弾いてもちゃんとついて来て下さって、感謝感激でした。

早くて3才から、遅くても20才からのスターターの中で、50代から始めたチェロを披露するのは、心臓に剛毛が必要です。

並み居るベテラン勢の中で聞き劣り?するのは覚悟の上。

拙い演奏の感想を述べるのは気も使うし、結構大変なことは重々承知です。
友人に絶句されたこともあるので、弾いた後ちょっと気まずい時間になったりするかしらんと頭をかすめました。

それがゲネの時に、「感動した」とのお声に耳を疑いました。
ただし私のヒドイ過去を知る方ですけど。
いや~、本当にびっくりしました。
そして素直にうれしかったです。

この2年あまり、粘り強く「きほんのき」を教えて下さった先生のお陰です。
直前は、持てる力の範囲で、どれくらい「ウィーンの哀愁」を出せるか試行錯誤しました。
最終的には気持ちですね。
真剣さのビギナーズラックでしょう。

ハイレベルの皆さんの元で、打ちのめされるかと思ったら、
あまた気づいた問題点などクリアしたいとか意欲がわいてくるじゃありませんか。
そう思える時期がこれからも続きますように。

苦手分野だったクラシック音楽・楽器演奏に関われるようになるとは、人生わからないものです。

発起人様をはじめ、お世話になった皆様、本当にありがとうございました。

追記

帰ってから母に本番の動画を見せ、超久々に生でも聞いてもらいました。
あまり反応がありません。
まだまだ期待値からは程遠いようです。
お互い、まあ、しょうがないね、という感じ。
きびし~~~~い