熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

詩と死

2010年08月04日 | 日常
画集を買うことはあっても、詩集を自発的に読む文学的なワタシではありません。
「詩ふたつ」は友人のお薦め。

2年前親友が亡くなったことがきっかけで、古くて新しい友人2名と親しくなりました。
ところが、なかなか3名全員集合できていません。

去年、一人が入院。
それも、極めて深刻な病気の疑い。
手術をしました。
検査の結果(それも最先端技術の)疑いはキレイに晴れて、今はものすごく元気。
最近の医療は、最悪のことをズバズバ宣告するので、地獄か天国かという世界。
そんな恐ろしいことを宣告されたら…身震いです。

そして昨日、もう一人の友人が入院。
(次はワタシの番というのは避けたい)
治療は長くて辛そうですが、昔と違って完治出来る病気なので明るい未来が待っています。
以前、何か心和ませるお見舞いは・・・とメールでやり取りしていたら、
逆に目下お気に入りのこの本を薦められたのです。
実際に読んでみると、テーマは「死」なのでギョッとしました。
何も知らないまま、ヨソの人にお見舞いに贈ったりしたらマズイです。
大切な人を見送った人に贈りたい本です。
千の風にならない?あの人に会いに行こう。
(そういえばもうすぐお盆ですね)

クリムトが描いた一連の植物の絵も初めて知りました。
色とタッチと構図がクリムト流で実物を見たくなります。


明日、母も治療のために入院。
今度の抗癌剤はいかに。。。

また図書館

2010年08月03日 | 日常
先にチェロ近況。
チェロのレッスンが先生のスケジュールと合わず、伸び伸びになっております。
ガダ兄のペグは、エアコンで温度が下がると、
すぐ外れるので、ぺグに松脂の粉を塗ったら落ち着いています。
ヴィブラートとトリルの練習のせいか、はたまたへバーデンか、3,4の指が痛い。
ここ数日右手だけで練習。
休むと痛みはなくなるのでホッとしますが、毎日の練習に耐える指でないと困るわ~。

さてと、タイトルの話。
実はもう一冊、図書館に購入をお願いしていました。

「詩ふたつ」という詩と絵の本。
~「花を持って、会いにゆく」「人生は森のなかの一日」という、長田弘の「絆」の詩篇と、グスタフ・クリムトの樹木と花々の圧倒的な絵。
「死」の悲しみを深く癒し、大切な人との「絆」を静かに伝えてくれる詩画集。
~内容紹介より

係の方、パソコンで値段をチェックした結果「2900円きびしいです。」
心の中で、内容より、値段ですか?
人気があるからといって、同じハウツー本を6冊も買うのはやめなはれ。

結局「ネットワークのある周辺都市の図書館にあれば回してもらいます。」とのこと。

すっかり諦めていたところ(周辺都市図書館ネットワークで検索してもどこにもなかったから)、用意出来てますメールを頂いて本館へ。
何と、図書館でお買い上げの品でした。
前の本と2冊も購入していただき、感謝感激。
またまた財政を圧迫したかもしれませんが、お値打ちの本ですから。
美しい本、うれしい。