熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

プロと弾く

2010年02月15日 | チェロ
鈴木3巻のCDと一緒に弾きたい!
習った曲をちゃんと弾きたい!

CDのボリュームを上げて、堤氏と一緒に弾いたり、
ピアノ伴奏で弾いて比較してみたり。
かなり面白がっています。
よく落ちますけど。

当然ながら、自分の弾き方と全然違うことを痛感。

第一に、全体の流れ、テンポ、リズムが違うのでオタオタ。
でも、息が合ってくると、次に無伴奏で弾いた時に少しサマになっています。

プロはダイナミックで、緩急、強弱の幅が圧倒的に大きい。
師匠のチェロだけ、フォルテだったり、Vibたっぷり歌ったり、早く駆け上がったり、ゆったりritをかけたり、多種多様。
一緒に弾いて、感化されたい!
3巻は、音を育てるというテーマですが、曲の中のシーンが変化に富んでいます。
コントラストの強い曲が多いです。

早すぎて弾けない部分を自分の早さで弾くと、理想の比率なら、ゆっくりの部分がスローモーションみたいで不自然。
しかたなく、歩み寄ったテンポで両方を弾くことに。
フォルテも、がんばって弾いているのに、ほとんど微妙。
フォルテにしたがっている、というレベルなのだ。

こういう具合に、何を弾いても平板な一本調子の曲になるわけです。

でも、昔習った時は、やれポジション移動だ、跳躍だ、拡張だと、音の取り方に終始していましたっけ。
それを思えば、少しでも曲らしくするには?という今のこだわりは楽しい。
楽しいけど、難しい曲は相変わらず難しい。

スケルツォがどうにもこうにも、未だお手上げの早さです。